学生さんの中にはかっこよくて魅力的だからと、美容師になりたいと思っている人がいるでしょう。
ところが美容師になるためには、進路について考えないといけませんよね?

僕も美容師になるために、高校選びから慎重に選んでいたんだ。
結論から言ってしまうと、美容師になるためには、高校選びはそこまで重要ではなかったよ。
とはいえ、これから本気で美容師を目指すためには、間違えた選択をしたくないはずです。
そこで美容師を8年続けて、今はその経験からwebライターになった僕の経験から、正しい高校選びについて紹介しますね。
質問:美容師になりたい人は高校へ行くべき?答えは2パターン
まず中学生くらいの人が美容師を目指すのなら、高校選びを考えるはずですよね?
そもそもこれから美容師になりたいと思っている人は、美容師がどんな仕事をしているのか、イメージしにくいかはずです。
次の記事で詳しく書いているので、あまり仕事内容がイメージできない人は読んでみてください。
そしてその内容をもとに、どんな高校を選べばいいのか、元美容師が2つのパターンを紹介しますね。
- 普通科
- 商業科
そもそもまだ高校選びをしている学生さんなら、美容師になるぞ!と、本気で進路を考えている人も少ないでしょう。
そのために2パターンを用意したので、高校選びの参考にしてみてください。
パターン01:迷っているなら普通科
高校選び以前に、本当に美容師になるべき?と迷っている人は、間違いなく普通科に言っておくべきです。

ここまでエラそうに言っていた僕だけど、高校選びをしていた頃は、美容師になる!
と自信をもって言えてなかったんだ。
だから迷っているあなたの気持ちもわかるよ。

じゃあなんで普通科に進めるの?

それはたくさんの経験をしてから、本当に美容師でいいのか、考える時間が稼げるからだよ。
美容師になるのをためらっているのは、次の理由が考えられます。
- 他のもやりたい事があるから
- 美容師そのものになれる自信がない
つまり美容師になる決心がついていない状態です。
この状態で美容師になっても成果が出ないばかりか、後悔する可能性が高くなります。
そもそも美容師の仕事は、コツコツ練習する時間が大半なので、美容師が好きでないと続けられません。
そんな内容の記事があるので、まだ美容師になるべきか迷っている人は、参考にしてみてください!
実体験をもとに作っているので、説得力があるかと思います。
また普通科だと、大学に行くという選択もできるため、迷っていてもリスクが抑えられます。
もちろん3年間で専門学校か大学か、どちらか決める必要があるので、必ずその期間内で決めておきましょう。
パターン02:美容師になりたいのなら商業科
もうひとつの高校選びのパターンは商業科です。
じつは僕自身高校は普通科へ行ってから、大学で商業の勉強をしました。
そしてその間に美容師の専門学校へ通っていたのですが、商業の勉強をしていてよかった…と思っています。

商業科というのは、名前のとおり商売について教えてくれる高校だよ。
普通科よりも仕事について、深く教えてくれるから、美容師として働くときに役立ちやすいね。
僕個人として思ったのは、商業科どちらかというと美容師というよりも、経営者目線の授業が多かったような気がします。
つまり美容師として独立をした際には、かなり役立つ内容の授業が多かったですね。
- 本気で美容師になって独立したいのなら商業科
- 迷っていて考える時間が欲しいなら普通科
結論:美容師になるのを迷っても高校選びは必須
高校選びについて紹介しましたが、冒頭で紹介したように、高校選びは重要ではないと紹介しました。
その理由は美容師としての仕事内容とは、直接的な関わりが少ないからです。
とはいえ、今の時代は高校へ行くのは必須だと感じています。

長い人生を考えたら、美容師一本だけというのは、少しリスクがありすぎるからね。
どの高校へ行ったとしても大きな違いがないから、重要ではないと言っただけだよ。
1度サロンへ行って、美容師さんに高校選びについて相談してみてください。
その際に出身高校がどんなところだったか聞くと、おそらくバラバラの答えが返ってくるはずです。
つまり高校選びよりも、美容師になってからの意気込みのほうが、個人的に大切だと思っているから。
現場で働くというところが、美容師で成果を出す秘訣になります。

じゃあ高校を行かずに、美容師の専門学校へ行ったほうがいいのかな?

さっきの言い方だとそう考えるだろうけど、専門学校だけ行くとリスクが高いから、高校はまず行っておこう!
何が起こるかわからないからこそ、高卒というレッテルは持っておいて損はないよ!
こういうのには理由があります。
じつは僕が美容師をやめてしまったのは、手荒れが起こったから。
美容師をしていると、本当にどうなるのかわからないから、高校は出ておいて損はないですよ。
専門学校は国家資格の勉強をするところだから
そもそも高校選びをおすすめしている理由は、美容師の専門学校は、国家資格を取るための学校だからです。
専門学校を出たからといって、いきなり仕事ができるわけでもありません。
決められた科目を修了(単位を取得)すれば、理容師や美容師の国家試験受験資格を取得することができます。また国家試験を視野に入れた充実のカリキュラムで、合格を全面的にバックアップします。
※引用:窪田理容美容専門学校より

また美容師というのは、お客様商売だよね?
だからたくさんの人と出会って、いろんな経験をしておいたほうが、役立つことが多かったよ。
専門学校へ行く意味はないの?と思うかもしれませんが、それもまた違います。
自分に合った美容師の専門学校を選ぶと、その後に役立つので、次の内容が気になる人は次の記事を読んでみてくださいね。
- 専門学校で勉強する内容
- 通うメリット
- どんな学生が多いのか? など
サロンへ入ってから美容師の実務を覚える
ここまでの内容を見て、美容師になりたい人は、今のうちに何をしたらいいの?と思いますよね?
少し焦ってしまう気持ちもわかりますが、今のうちは学生である立場を利用して、遊んでおくのがおすすめです。
その間に感じたことや経験が、美容師としてのあなたの価値観を作ります。

美容師になってからは、遊ぶ暇がほとんどないんだよ。
遊んだ経験というのは学生のうちしか築けないから、それも勉強のひとつだと思って、学生ライフを楽しんでね。
友達とたくさん遊んで、それが人脈となるケースもあります。
そして美容師になってサロンに就職できたら、そこから仕事を学んでしまったほうが、逆に吸収するスピードが全然違いますよ。
美容師から転職する可能性が高いのも大きな理由
高校選びをしたほうがいいもうひとつの理由は、美容師の離職率が高めだという点です。
手に職が付くから美容師はおすすめ!と言われていますが、実際に働いてみると、仕事内容のキツさから辞めてしまう人がたくさんいました。
『最新美容業界の動向とカラクリがよーくわかる本』(秀和システム 2010)
離職率についての記述はないが、関連の記述としてp28に「一つの美容室にとどまって働く期間=定着率は1.9~2.1年といわれます。」とあり。
※引用:レファレンス協同データベースより
詳しいデータがたくさんあるわけではありません。
しかしひとつのデータとしては就職できても2年ほどで、別のサロンに移る人が多いという内容もあります。

美容師として働けるかわからないためにも、たくさんの経験を積んでから、美容師になってもいいと思う。
手荒れのように、続けたくても続けられない美容師さんもいるくらい、何が起こるかわからないからね。
美容師しか経験していなかった人は、転職の際に困ったそうです。
学生のうちにたくさん経験して、リスクが抑えられるように、いろんな経験をしておきましょう。
本気で美容師になりたい高校生はサロンでバイトを始めよう
美容師になりたい人のために、高校選びについて紹介してきました。
結論から言ってしまうと、どこの高校へ行ったとしても、あまり大差はありません。

学生さんの勉強と、美容師の仕事の内容とは、直接関わりがないからだね。
実務はサロンで覚えたほうが、即戦力になるからサロンに入ってしまうのが1番おすすめだよ。
アルバイトができる高校を選んで、実務を早くから覚えてしまうのが、1番おすすめの高校選びです。
とはいえ、美容師になったとしても、離職率が高い仕事だけに、リスクについても考えておきましょう。
別の業種を知ることや、将来の人生設計を考えてから、美容師になるための高校選びをしてくださいね。