美容師さんはアシスタント時代に、仕事の悩みを強く感じる人が多いようです。
それは職場環境で、かなり変わってくると個人的に思っています。
そこで美容師さんの悩みを抑えるための方法を、過去の自分の体験をもとに、いくつか考えてみました。
ちなみに僕もアシスタントをしていた経験者なので参考になりやすいですよ。
美容師は、最初誰でもアシスタント時代を経験します。
ところがアシスタント時代というのは、精神的につらい時期でもあるため、悩んでしまう人も多いですよね?

僕もアシスタント時代に、手荒れが起こって今後どうしようか美容師を悩んだんだよ。
辞めたくない気持ちもあったから、ストレスが溜まる気持ちはかなりわかるよ…。

美容師のアシスタント時代はたくさん経験する事もあるだろうけど、理想とのギャップが多いそうね。
本来ならアシスタント時代を乗り越えて、スキルアップするのが理想です。
美容師としてかなりレベルが高い技術者になれますが、なかなか現実はそうはいきません。
そこで美容師のアシスタントさんが、悩んで後悔がない選択ができるように、自分が経験したことも含めて紹介しますね。

美容師のアシスタントさんが悩む代表的な理由
アシスタント美容師が辞めたいと感じるのは、基本的にほとんど同じ内容です。
もともと外の業種と違い、かなり変わっているのが美容師業界になります。
アシスタント美容師が働き始める頃の気持ち
- 美容師として1人前になるぞ!
- 技術を磨いて有名になるぞ!
- お客様の髪をおしゃれにするぞ! など
こんな感じでモチベーションがかなり高い状態で、ほとんどアシスタント美容師は働き始めるでしょう。
ところがここまで夢を持って働いているからこそ、次の理由で全く逆の事を思い始めて、かなり悩んでしまいますよね?

夢がある仕事だから、理想と現実のギャップがすごいんだよ。
どちらにしてもアシスタントに限らず、美容師を悩む理由を考えているより、行動をしたほうが個人的にいいと思っています。
アシスタント美容師さんが悩む3つの理由
- 給料が安すぎて割に合わない
- スタイリストにすぐになれない
- 忙しくて疲れる
アシスタント美容師さんの多くは、次の3つで悩むようです。
給料が安すぎて割に合わない
今だったら、残業100時間ふざけんな!て思うけど、美容師なんて、皆週休2日でもなければ平気で9時から23時まで働いても給料安いし福利厚生なんて全くないんだから、すぐやめるに決まってる。
美容師こそ待遇面など検討するべきだと思う。と、美容師辞めた私が言うことなのか…(。・ˇ⊆ˇ・。— kyoko (@kyo_ban) March 14, 2017
次によく耳にする美容師のアシスタントさんが悩む理由は、給料が他の業種より安いという点です。
これも過去の記事で紹介しているので、具体的にどれだけ安いのか、参考にしてみてくださいね。
結局のところ、美容師さんの給料が安いのは、サロン選びが重要だという点です。
これを間違えてしまうと、ただ給料が安いサロンで、精神を浪費してしまいますよ。

せっかく練習しても、サロンによってやり方とかが違うから、うまく活用できなかった…なんて話もあるからね。

だからサロン選びを慎重にして、スキルアップしやすい環境をみつけるのね。
給料は何気に、仕事のモチベーションを上げる重要なポイントです。
美容師として働き始めた最初の頃は、あまり気にならないかもしれません。
ところが長期で見たらかなり重要です。
しっかりサロン選びをしてから、アシスタント時代を乗り切りましょう。
下積みが長くて長期間アシスタントをしている
@shun_rik10224
そしてスタイリストになるまでにやめる人が沢山いるというね。😑てか、結局美容師になるのあきらめたの?
— みむ🦄 (@1022_shingo) August 4, 2015
これもスキル面での話ですね。
アシスタント時代が下積み時代だと考えたら、スタイリストは表舞台といった感じです。
ほとんどの美容師さんは、このスタイリストになるのが、最初の関門になります。
ところが結構な人数がアシスタント時代に辞めてしまい、折角の技術が水の泡なんて話もよくあるでしょう。

これもサロン選びを間違えてしまうと、アシスタント時代が長くなってしまうよ。

技術をしっかり教えてくれるサロンだといいけど、見て覚えろ!的な昔ながらのサロンは大変だよね…。
アシスタント時代に悩みが強くある美容師さんの多くは、この理由が結構多かった印象です。
できる限り、早くスタイリストになれる環境に行きましょう。
大半の美容室では下積み期間が2~3年
上記では美容師さんの下積み時代が、3年ほどと紹介しました。
僕が現役の頃でも、そのくらいでスタイリストデビューする美容師さんが増えていたらしく、美容師専門の雑誌でもよく紹介されていたのを思い出します。

スタイリストに早くなりたかったわけではなかったけど、スタイリストデビューが早いと、なぜか羨ましいと思っちゃってたんだよ。

それよりなんでそんなにデビューするのが早いんだろう…。
ちなみに3年以内で下積みが終わる仕組みを設けた美容室は、100店舗中92店舗です。
次のサイトでアンケートを取ったようで、データとして残してくれていました。
スタイリストにデビューするまで何年かかるのか?
デビューする年数 | |
---|---|
1年 | 2店舗 |
2年 | 24店舗 |
3年 | 66店舗 |
4年 | 6店舗 |
5年 | 2店舗 |
つまり今の美容室では、ほとんどで3年以内に下積みが終わってしまうわけです。

ここまで早く下積みが時代が終わるのは、若い人が早くに辞めてしまうからだと思うんだ。
それを食い止める意味でも、早くデビューさせちゃうのかな?

せっかく美容師さんを育てても、辞められたら意味なくなっちゃうもんね…。
その他にも早くデビューさせて、お客様の髪を触りながら、技術を伸ばす教育方針を取るという声もあります。
昔と今とでは下積みという捉え方も、少しずつ変わっているんでしょうね。
【蛇足】スタイリストデビューできても変わらない環境
上記の表を見ればわかるように、今の下積みと昔の下積みに違いがあるのがわかるでしょう。
スタイリストデビューが3年となり、すぐにカットができる美容師さんが増えているわけです。
今と昔の下積み時代の違い
昔の下積み |
|
---|---|
今の下積み |
|
ザックリまとめてみましたが、今の美容師さんの下積み時代は、かなり昔と変わってきています。
この大きな理由は、美容師の人手不足でしょう。
働きながら仕事を覚えてもらわないと、仕事が回らなくなっているわけです。

でも逆に個人美容室では、手が足りているところもあるので、そこでは昔の下積み時代の名残が残っているみたいだよ。

そうなの?下積みが長いなんて可愛そう…。
可愛そうという思うのは人それぞれでしょうが、僕個人からしたら、これからの美容師さんのほうが大変だと思っています。
それは人手不足で、下積みとスタイリストとしての仕事内容が、ほとんど変わりがなくなってきているからです。
スタイリストデビューって。単語が私からしたらいらない。
美容師は美容師。
お客様を綺麗にすることが美容師だし
アシスタントもスタイリストもやる事は変わらない。ただの山程ある美容室の一つの基準がスタイリストデビューという言葉であり
アシスタントも自分は美容師という意識をね。
— ATSUTOSHI【ガルテ】 (@atsutoshi00) January 23, 2017
これはそのような意図でツイートしたわけではないでしょうが、今の美容師さんの考え方に近いと思います。
スタイリストデビューしたからといって、今までの下積み業務がなくなるわけでありません。
美容室全体で助け合おうという精神で、これから仕事をするのが今の美容室運営の主流です。
忙しくて疲れる
アシスタント美容師さんは、しなければいけない仕事がたくさんあります。
1日の営業時間内で、スタイリスト美容師さんよりも、行動量そのものは多くなると思っていいでしょう。

つまりたくさんの仕事をこなすだけでも、体力を消耗しちゃうね。

私もアシスタント時代が1番きつかったかも。
この忙しさに耐えなければ、スタイリストになれないばかりか、体調を壊してしまう人もいるはずです。
これ見て思いだしたけど美容師のアシスタント時代に忙しい時にトイレに行ったら怒られた記憶があります。
仕事に集中してれば尿意なんか来ないだろって感じのことも言われた気がします。
トイレに行くことが許されたのはトリートメントおいてる時やスタイリストとの連携等で生まれる一瞬の空き時間のみ https://t.co/e2SIoCLU6s— 岬 (@takamisa6666) October 22, 2019
このような感じで、アシスタント時代は苦労して当たり前みたいな風潮が、今の異様業界ではあります。
そうならないためにも、できるだけ忙しさを回避して、悩むのを抑えてください。
人間関係が面倒
美容師という仕事は、職人気質な人が多い職種です。
そのためか、スタッフ間でライバル視する場合が多く、人間関係が面倒になるケースがよくあります。

人間関係はどこにでもあると思うけど、美容師は別格だよね…。

アシスタントさんは面倒ごとが多いよね。
縦社会で先輩を立てつつ、成果も出さないといけないから、悩みが耐えないって声が多いよ。
人間関係が気になるなら、別の美容室に変わってしまうのもアリですが、人によっては逃げていると思ってしまうようです。
そして悩みが深刻になり、病気になって辞める…。
そんなアシスタント美容師さんも、結構多く見てきたので、この記事を作ったという理由もあります。
ノルマのプレッシャーでストレス
さらに悩みを深刻化させるのが、美容室内で決められたノルマです。
仕事で美容師をしているので、営業成績は守らないといけません。

美容室によっては、店販売上と技術の売上を分けているところもあるみたいね。

ノルマを達成しなくてもいいけど、暗黙のプレッシャーがあるんだよね…。
仕事と割り切って自由に働けばいいけど、人間関係があるから難しいし…。
美容室によっては、店舗単位でノルマを作っているところもあります。
1人が頑張らないと、仕事をサボっていると人間関係が悪化する場合もあるらしいです。
つまり美容室選びが重要になってくるでしょう。
ノルマを気にするなら個人サロンのような、まったり仕事ができるところを探しましょう。
アシスタント美容師さんの悩みを減らす解決策
全力で仕事をしたほうがいいのは、アシスタント美容師さんならわかっている人もいますよね?

知っているけど、それができないから困っているんだよ…。
このように感じているのなら、次の方法で悩みが増えるのを、少しでも減らしてみてください。

アシスタント美容師さんは、仕事そのものは好きだから、悩みたくないのが本音のはずだよね。
だから少しでも参考になれば幸いだよ。
接客力を上げて指名客を増やす
まず悩みを感じるのは、自分が必要とされていないと、強く思っているからですよね?

僕も当初は怒られてばかりで、自分がいなくても仕事は回るじゃん…と不貞腐れてた時期もあったよ。

誰でも怒られてばかりだと、そう思う時期があるよね。
これを抑えるために、お客様から指名される環境を作ってしまいましょう。

え?アシスタントは技術ができないから、なかなか指名される機会が少ないのに、本当に増やせるの?
そう思うのが普通でしょう。
ところがスタイリスト美容師さんより、アシスタント美容師さんのほうが、有利になる方法が唯一だけ残されています。
これを意識して接客をすれば、お客様から感謝されて、シャンプーなどの指名につながる可能性がアップしますよ。
そもそもスタイリスト美容師さんは、施術に手一杯で、接客にあまり力を入れられません。
そこを逆手について、接客を全力ですればいいわけです。
詳しい方法については、美容師の気配りのメリットを書いた記事を見ればわかるので、もう少しだけ頑張ってみてください。
独立を意識して持ちこたえる
アシスタント美容師さんの悩みが増えるのは、じつはもうひとつだけあります。
それはモチベーションが下がった状態が、かなり長く続いているからです。

いろんな原因でやる気が出ないんだろうけど、やる気が上がれば悩みを忘れられるよね。

そんな方法が本当にあるの?
たしかになかなかモチベーションは上がりません。
ところが環境を作ってしまうと、意外に持ちこたえられるようになりますよ。
この方法は僕が実際にした方法です。
8年間ですが、アシスタント美容師として継続できたのも、この方法を実践し続けたからできました。

ちなみに僕は手荒れでフェードアウトしてしまったんだ。
やる気だけは負けなかったから悔しいけど、モチベーションが下がりにくかったのは確かだよ。
詳しくは美容師の独立に関しての記事で紹介しているので、とにかくやる気が出ないアシスタント美容師さんは、試してみる価値はありますよ。
アシスタントの美容師が悩む前に全力で仕事をする方法
アシスタント時代に美容師さんの悩みが増えるのは、次の3つが大きいと紹介しました。
- 手荒れ
- 給料
- 練習環境
これらをクリアするためには、悩みが増える気持ちを、少しでも抑えられる環境に身を置くという事です。
つまり美容師として働いても、メンタルが弱くならないサロンを選べると、アシスタントからスタイリストに早くなれるでしょう。

そのためには次の2つを意識すれば、美容師を悩みにくくなるよ。
仕事のモチベーションを上げる
アシスタント美容師さんの悩みが増えるのは、仕事に対してのモチベーションが低い状態になっているからです。
つまりこのモチベーションを上げられるようになれば、アシスタント時代を乗り越えられて、スタイリストになれるでしょう。
このモチベーションを上げるためには、次の2つを把握して、サロン選びをしてみてください。
- 給料がアップする仕組みがしっかり作られたサロン
- 技術が覚えやすい練習環境が整ったサロン
結局のところ、アシスタント美容師さんの悩みが増えるのは、次の理由があるからだと個人的に思っています。
技術が早く覚えられれば、自然と給料が上がっていくサロン。
これを聞くとすごく魅力を感じませんか?
そう感じるのなら、もしかするとあなたは今のサロンで、仕事のモチベーションを下がっているかもしれませんよ。

少しでもそう感じるのなら、サロンを変えてしまうのもひとつの方法だよ。

わざわざ美容師を辞めなくても、サロン選びがしっかりできれば、大好きな仕事が続けられるね。
また仕事のモチベーションを上げる方法は、他にもあります。
今のサロンで働きたいけど、モチベーションが上がらない人は、美容師の挫折対策の記事が参考になりますよ。
人間関係をよくして楽しく仕事をする
いくら不満を持った美容師でも、人間関係がいいサロンで働いていたら、悩みが増えないでしょう。
そこで人間関係がいいサロンを見つけるのも、美容師さんの悩み対策としてかなり有効な方法です。

でもそんなサロンを見つけるのは、かなり難しいよね。

たしかに難しいけど、職場の雰囲気がいいポイントを知っておくと、サロン選びが楽になるね。
人間関係がいいサロンを選ぶには、次のポイントをおさえておきましょう。
そしたらアシスタント時代を乗り越えやすくなりますよ。
- 挨拶してきた美容師さんが笑顔
- 気軽に会話をしている美容師さんが多い
- 求人募集が多いほうではない
これだけではありませんが、どちらにしても実際にサロンに行ってみないと、人間関係がいいサロンかわかりません。
サロン見学に行くか、お客様として自分が髪を施術してもらえば、すぐにわかりますよ。
アシスタント美容師さんは辞める前に知ってほしいポイント
アシスタント美容師さんは、どの美容師の中でもストレスが溜まりやすく、辞めたいと思っている人がたくさんいます。
しかしどのような悩みがあったとしても、次の内容を少しは考えてください。
- 美容室サイドについて
- 努力ができていたか?
- 辞めてから何をするか?
意外に勢いで辞めようとするアシスタント美容師さんが多いので、辞めるな!とは言いませんが、考え直すいい機会です。
紙に書いてみると、気持ちの整理ができて、これからの成長につながりますよ。
少なくとも美容室はアシスタントさんがいると助かる
美容師を辞めないまでも、働く美容室を変えようと思っているアシスタント美容師さんも多いでしょう。
その前にあなたがその美容室で、どのように必要とされていたか、1度考えてみましょう。

これを書いて何の意味があるの?

アシスタントから美容師として独立したときに、仕組みを作る材料になるかもしれないからだよ。
もちろん復習の意味でも効果はあるけどね。
- 新人が入ってくれて嬉しかった
- ○○という施術は誰よりうまかった
- お客様から気に入られていた
どのようなものでもいいので、紙に書いてあなたが必要と思ってくれる分野がなかったか、思い直すといいでしょう。
あなたの得意分野が見えてくるだけでなく、美容室としての仕組みを知るのにも役立ちます。
- 1日のスケジュールは覚えているか?
- 毎日何を見てきたか?
- 何を注意されて改善できたか?
これも書きだすと、これから別の美容室に行っても、失敗を少なくできます。
成長できる時期だから努力はしたほうがいい
辞めようと考えているアシスタント美容師さんは、精一杯努力をしたか、考えなすのも忘れてはいけません。

私がサボってたとでもいうの?

そういう意味じゃないよ!
努力の方法は間違えてなかったか、スキルアップの意味でも効果があるんだよ。
もちろん中には、努力をせずに辞めてしまうアシスタント美容師さんもいました。
もしそのような辞め方をしているなら、悩む前にまず努力をしてみてください。
若いうちに努力をしていると、美容師としての成長が早くなります。
これからどうするべきか考えているか?
悩みが深くて、すぐに美容室を辞めたがるアシスタント美容師さんが多いのも事実です。
僕自身もたった8年しか美容師をしていなかったですが、数えられないほどの人が辞めていくのを見てきました。

本当にそんな簡単に辞めていいの?って、若いながらに思ったよ。

それだけ悩んでたんだろうけど、早すぎるのも考え物だけど…。
もちろん無理をして仕事を続けるのを、おすすめしているわけでありません。
ただ辞める後の事を考えずに辞めるのは、絶対にしないほうがいいという話です。
- 辞めてどうしたいか?
- 目指しているものがあるのか?
- お金稼ぎだけで仕事をしていないか?
せめてこれだけは自分に聞いてみてください。
あなたは美容師として、どのようになりたかったのでしょうか?
辞める事は簡単ですが、続ける事は難しい…。
どんな仕事でも同じですが、技術職の美容師は、特に続けにくい仕事です。
自分によく問いただして、辞める覚悟を持って別の美容室へ行きましょう。
美容師のアシスタントさんが悩みを解消されずに辞めようと決心した場合
悩み対策を実践したとしても、それでも美容師を辞めたいのなら、無理に続ける必要はありません。

僕も無理して手荒れが出てしまったんだ。だから今後のことを考えると、無理はよくないよね。

でも美容師を辞めると言っても、美容室が辞められるか心配だよ。
いざ辞めるとなっても、仕事仲間や上司が気になりますよね?
美容師は人間関係で成り立っているからこそ、辞めるまでの間は悩みでストレスを溜めたくないのが本音でしょう。
ところが結論から言ってしまうと、経験上辞め方などは気にする必要はありません!
その理由を見てみましょう。
言い方はストレートに言って問題なし
経験から言ってしまうと、アシスタント美容師さんは、言い方を気にする必要はありません。
それはそのほうが円満に辞められるからです。
変な言い方をしてしまうと、嘘の場合はバレたら気まずくなるだけでなく、人間関係も悪くなるケースも見てきました。

ストレートにいえば、感情がこもって相手に伝わりやすくなるし、メリットがたくさんあるよ。
基本的に会社側は引き止められないため、言い方なんて関係ありません。
美容師さんが辞める時の言い方に関する体験談4選
美容師さんが辞めたいと感じる場合は、ほとんどの場合が同じでした。
次のような理由で、辞めると伝えられた経験があったので、それぞれ紹介しますね。
- 給料の面
- 人間関係
- 美容師独特の夢
- 家庭環境
美容師さん独特の悩みが多かったですが、言い方に関しては僕が感じた経験だけです。
それでもなぜか、ストレートに言っていた美容師さんが多かったですね。

それでもストレートに言ってくれたほうが、経営者側も受け止められて、スムーズに辞めることができるのか?なんて思っています。
その01:給料を上げてくれないから辞める
美容師さんが辞める理由として、それなりに多かったのですが、この場合のみストレートな言い方をしたら、それなりにもめていました。
つまり円満に辞めたいのであれば、お金のことはストレート言わないほうがいいですね。

経営者も人の子だから、ストレートに給料が安いと言ったら傷つくというか…。

オブラートに包んでていうと、気付かない経営者もいるのかもな…。
ただ仕事だから、給料面で不満な場合は言わないと、お互いのためにはならないよね。
言い方としたら給料を上げてください!って言われても、やり繰りができないから、条件を付けていうと本当に上げてくれるかもしれません。
ただ辞めるために給料を持ち出してしまうなら、やさしくお断りする雰囲気で言ってみましょう。

申し訳ございませんが、生活が苦しくなるので、給料がいい職場に転職します…。

お…おぅ。それは仕方がないの。次の職場でがんばれよ!
こんな風にスムーズには辞められないかもしれませんが、それなりに辞められる雰囲気にはなれるはずです。
ちなみに美容師さんの給料が安いのは、大きく分けて3つの理由があります。
給料に関するこちらの記事を参考に、相談するのもアリかもしれませんね。
その02:先輩が怖いからこれ以上ここにいたくない
よく美容師さんは、人間関係で辞める場合が多いように感じます。
最初はあやふやな言い方だったので、話を聞いてみると、相性が悪い先輩の話が出てきたわけです。

人間関係で辞める人の多くは、円満に辞めるために、あまり人の事を言わないもんな…。

人の事を悪く言って辞めたくないもんだからね…。
人間関係で悩む前に、ある程度相手の事を理解してから、話すように心がけたほうがいいかもしれませんね。
また人間関係が悪い状況でないのなら、こちらのいじめに関する記事を参考にしてみてください。
その03:都会に行く夢があるから辞める
若い美容師さんだと、都会に行ってもっと勉強したい!といった言い方をして、辞める人が多かったです。
確かに美容師というのは、数をたくさん当たって技術を体で覚えたほうが、いい美容師さんとして育ちやすくなります。
そのため、これを言われてしまうと、田舎のサロンは断りにくいですね。

サロンのオーナーも美容師としてたくさん経験して、勉強してきた身。
だから若い美容師さんの未来を奪えないよね。

円満に辞めたい人は、この言い方を使うのがいいかもしれないね。
ちなみに夢がある美容師さんは強いですが、辞めると言ったらよくこういう言い方をするオーナーもいるはずです。

お前は美容師に向いていないから辞めておけ!
基本的にこれを聞いても、あまり気にしないほうがいいでしょう。
ただ辞めさせたくないだけの口実で、ただセンスがないと言っているだけです。
その04:子育てを優先させたいから辞める
結婚している美容師さんだと、子育てを理由に辞めるといった言い方をよくしていました。
美容師さんの多くは女性だったので、どうしても子供の面倒を見る機会が多かったわけです。

子育てと仕事の両立は、かなり難しいもんな…。

家庭の事情ってものがあるから、オーナー側は断りにくいかも!
男性の美容師さんだとまだまだ男性が子育てという流れになっていないので、少し厳しいかもしれません。
しかし言い方次第では円満退職もできる可能性もあります。
また以前の記事で子育てのための制度をまとめましたが、サロン側が用意してくれるなら、ような方法で仕事を継続できるはずです。
1度サロンに交渉するのも、1つの方法なので試してみましょう。
円満に美容師を辞めたいなら引き止めにくい言い方をする
上記では美容師さんが実際に辞めるという話になり、どのような言い方で辞めていったか、僕が働いているサロンでの具体的な体験談を紹介しました。
結局のところ、多くの美容師さんが辞める場合は、ストレートな言い方をしています。
またその経験をもとに、円満に辞めるための言い方について考えてみると、大きく分けて2つに分類できました。
- 家庭の事情で辞める
- 美容師としてのスキルアップがしたいと辞める
この2つを自分なりの言い方に変えてオーナーに伝えると、最初は引き止めるかもしれませんが、円満に辞められる確率が高いでしょう。

もちろん普通の考えを持ったオーナーだというのが前提条件だね。
ちなみに辞める理由を考える美容師さんもいますが、特にそこは考えなくても大丈夫です!
言いにくい理由で辞めるのなら別ですが、真っ当な理由で辞めたいと感じれば、そのまま言ったほうが伝わりやすくなりますよ。
家庭の事情を相談して辞めると告げる
体験談をもとにして言うと、家庭の事情を具体的に説明して、辞めるという言い方をすると円満退職が可能です。
例えば次のようにいうと、引き止められそうになっても、理解はしてくれるでしょう。
- 子育てに専念せざるを得ない
- 介護をしなくてはいけなくなった
- 旦那の転勤で引越してしまう など
家庭環境が原因で、仕事ができない状況になってしまったというような言い方だと、さすがにオーナーもそれ以上何も言えません。
だからこの言い方は円満に辞められるでしょう。
とはいえ嘘をついて話してしまうと、すぐにばれてしまうのでやめてくださいね。

具体的にいうと、本当に困っていると感じるよ。

本当は辞めたくないけど…なんて言われると、オーナー側も悪い気がしないかも。
スキルアップをしたいからと告げて交渉してみる
美容師さんは技術職というのもあり、貪欲に勉強がしたいと伝えると、悪い気がしません。
もちろん今までやる気がなかった美容師が、スキルアップのために辞めるというのは、言い訳に聞こえるのでやめておきましょう。
本当にスキルアップを目指すのなら、これも具体的な言い方がおすすめです。
- このシステムが都会にはあるから辞めたい
- 自分には○○の目標があるから物足りない など
このような言い方だとオーナーが投資して、美容師さんを育てようと思わない限り、仕方がないと諦めます。
オーナーも意欲的な美容師さんだと、嫌な気持ちをしないはずです。
とはいえサロンのオーナーも辞めてもらったら困る場合もあるので、交渉してみるのもいいでしょう。
- 給料の面の交渉
- フリーランスとして働けるか交渉
辞めるのを引き合いに出して、交渉されると、「こいつ本気だな」と見られるはずです。
もちろん実力が伴っていないと意味がないので、交渉できるほどの技術力を養うのも忘れないでくださいね。
無理に辞めるのを待たなくていい
タイミングに関しても同じです。
辞める時は周りに気を遣わず、自分の好きなタイミングで伝えたほうが、感情が伝わりやすくなります。

変に気を遣うと自分のストレスも溜まるから、ここだと思った時に言おう。

辞めたいと思ったら、その前に上司に相談するのもいいね。
スキルアップのために、辞めるまでそのサロンにいて、それから辞めるという人もみてきました。
サロン側からしたら面白くないので、流石にそれをオーナーや上司に言わないほうがいいでしょう。
それでも意外に多くの美容師さんたちは、自由に辞めている人が、僕の周りではたくさんいましたよ。
美容師を辞めるタイミングは自分の好きな時で大丈夫
好きなタイミングに辞めると伝えても、場合によっては辞められないのでは?
そう思っている美容師さんもいますよね?
じつは経験から言ってしまうと、ブラック企業のサロンで働いていない限り、辞めるタイミングによって拒否されるわけではありません。

自分の転職先によっても、伝えるタイミングは変わってくるかもね。
つまり自分次第で辞めると伝えるタイミングは、かなり変わってくるので、一概にこのタイミングがいい!とは言えないわけです。
- ギリギリまでスキルが身に付けて辞める
- 辞めた後は技術が学びやすいサロンを選ぶ
何が言いたいかというと、結論は美容師さんは技術職のため、自分の技術力だけを視野に入れて仕事をしましょう。
これを意識して仕事をすれば、損をせずに仕事に集中できて、損をしにくくなりますよ。
働きやすいいい職場ならスキルが身に付くまで辞めない
辞めるタイミングがよくわからない人は、とにかくスキルが身に付くまで、頑張るのが個人的におすすめです。
そもそもサロンによって教え方が違うので、スキルが身に付く前に辞めてしまえば、ほとんどの場合が最初から覚えなおしというパターンがよくあります。
ところがある程度技術が身に付いた状態で、別サロンに就職すれば、即戦力として重宝されるはずです。

つまり効率よく、再就職ができるわけだね。

辞めようと考えているのに、我慢して仕事をするのはかわいそうだし…。
もちろん無理をしてスキルが身に付くまで、そのサロンで働く必要もありません。
いい職場環境なら、そのサロンでスキルが身に付くまで働けばいいだけです。

合わないと感じてから、辞めると決めておくだけでも、気持ちが楽になると言いたかったんだ。
別のサロンでも技術は学べるから無理はしない
辞めてしまったら、最初から技術を学びなおすのも大変…。
そう思っている美容師さんは、そこはあまり気にしなくてもいいと思いますよ。
そもそも美容師さんの技術は体で覚えさせているので、少しやり方が変わっても意外にできるようになるものです。
しかも労働環境のいいサロンで学ぶと、さらに覚える速度は倍増できます。

だから好きなタイミングで辞めるのを、個人的におすすめしているですよね。

むしろ我慢して体を壊してからだと、再就職は厳しいからね。
逆に雰囲気がいいからと適当にサロンを選んでいると、良い職場に巡り合わず、離職の回数が多くなってしまうので要注意です。
辞めた後に美容師さんがどうなったのかまとめた記事で、意外とフラフラしている人が多かったです。
できるだけアシスタントで辞めないほうがいい
上記では自由なタイミングで辞めたらいいと、おすすめしてきました。
ところが本音をいうと、アシスタントの段階で辞めないほうがいいでしょう。

なんで?アシスタント時代が、1番きつい時期なんでしょ?

そうだけど、せっかく就職したのに、すぐに辞めたら勿体ないからだよ。
そもそも美容師の仕事は、他の職種では通用できる仕事内容ではありません。
中にはスタイリストまでスキルアップしても、あまり意味がないという声まであります。
3年で辞める辞めないの話、私の持論は耐えて仕事覚えてから辞めろ。です
美容師のステップもあるけどアシスタントで辞めると店移ったらまた最初から技術テスト受け直しなのでスタイリストにはなりなさいって感覚。
私はアシスタントで店移ってるけどね…お陰でアシスタント期間長いよ
— 陽己㌠@4日目南カ06b/2日目西P18b売り子 (@haruki1107) September 13, 2018
この方のツイートのように、美容師の業界で転職する場合は、この言い分に当てはまります。
ところが別の業界に転職すると、今までの技術が水の泡…。
これが別業界に転職する場合は、早めがいいという人の言い分です。

とはいえ、美容師のスキルはカットなどの施術だけではないよね。
営業トークなど、別の業種でも役立つスキルが身に付くから、せめてスタイリストまでは頑張ろうってわけ。

確かに転職の時の面接で、「アシスタントで辞めたのはなんで?」と聞かれたら確かに嫌だな…。
辞める前には自分の実力は把握しておく
先ほどの話と似ていますが、転職前に自分のスキルは何なのか、ある程度把握してから辞めましょう。

転職の時に自己PRができなくなるからね。

案外これができていない人が多いよね。美容師の業界でも、異業種でも意識したほうがよさそう。
紙に書いてリスト化しておくと、転職時にかなり助かると思います。
美容師のアシスタントさんが悩みが我慢できないならすぐ辞めよう
美容師さんが辞めたいと感じるのは、かなりの気持ちの変化がないと思わないでしょう。
それくらい美容師というのは、夢があって追い求めている人が多い職業な分、現実的に対策を練らないといけません。

感情のまま動いて後悔した先輩をよく見て来たわ…。
アシスタント美容師さんこそ、どうするべきかよく考えてね!
夢を追い求めていたからこそ、美容師さんは現実的な面を考えられない人が多くいるように感じられます。
特にキャリアアップのために、美容師をしているという自覚を持てば、少し冷静な判断ができるでしょう。

あくまで美容師も仕事だから、現実的に考えて転職するなら、挑戦するのもありですね。
特にサロンに入ったばかりの人が、相性の悪い先輩がいたら、怖いからという理由で即座に辞めていました。
もちろんベテランになったとしても、女性の美容師さんばかりだと、人間関係が複雑で揉める場合もあります。
「怖いから」という言い方をしたのは、少し話を深く聞こうとしてからでした。