美容師さんはブラック企業サロンで働いていると、自分のスキルアップができなくて、これから長い人生を損してしまいます。
ブラック企業サロンは、会社の利益しか考えていないため、美容師さんの成長は気にしていないからです。
そこで自立して社会を渡っていきたい美容師さんのために、ブラック企業の見分け方などを紹介しますね。
美容師という仕事は、どちらかというと、ブラック企業になりやすいビジネスモデルだと思っています。

ちなみに僕は今もサロンで事務として働いており、元々は美容師として8年間施術をしていました。
だからこれからのサロン運営は、考え直したほうがいいと思っているんだ。
そんな問題は、ほとんどのサロンではわかっているので、改善されてきています。
ところがブラック企業の場合は、何も変わろうとしていません。
そんなブラック企業で、本気で美容師として成功しようと思っている人は、働かないほうがいいですよ。
その理由と2度とブラック企業で働かないために、ブラック企業美容室の特徴も紹介するので、サロン選びをする際に役立ててください!

ブラック企業で美容師が働くと消耗するケース
ブラック企業のサロンで働いている美容師さんは、自分が消耗するだけで、スキルアップできないのが最大のデメリットです。
それは次のブラック企業特有の働き方にありました。

言い方を変えると、ブラック企業のサロン側にしかメリットがない働き方なので、美容師さんが働いて給料をもらうだけで消耗してしまうわけだね。

美容師さんは技術力勝負の世界じゃから、スキルアップして早くスタイリストになるのが1番じゃ!
次の内容に少しでも当てはまるサロンで働いているなら、早めにやめていいサロンを見つけてみてください。
練習を強要して休みがない
何度も言うように美容師さんは技術力があっての世界です。
だからこそ練習は大事なのですが、サロン側は練習を強要してきます。
それは当たり前の話ですが、ただ練習を強要してくるだけで、休みの日まで出勤してくるように言って来たら、それはブラック企業の可能性大です。
- 講習が休みの日ばかりでプライベートがない
- 美容師の大会に強制出場しないといけない
- 練習を強要する割にはマニュアルがない
このようなサロンなら、技術力は身に付くでしょうが、それは意識が高い美容師さんだけでしょう。
しかもマニュアルがないサロンだと、技術力は上がりません。

僕が聞いた話の中には、あえて技術力を上げさせないサロンもあるみたいだよ。

そのほうが美容師さんも独立しないから、サロン側はうれしいの…。
個人的に思うのは、これからの美容師さんは技術力と同時に、違う何かを磨くのも大事だと思っています。
例えばSNSの運営やブログなどを使って、自分のブランディングですね。
これらを磨けば美容師を辞めた後でも、別の職種に転職しやすくなりますよ。
時間外労働手当が極端に少なくて給料も少ない
ブラック企業のサロンの大きな特徴のひとつは、時間外労働手当が付かず、給料に反映されない点です。
そもそも練習は労働時間になるの?と話ですが、これは実際に裁判の例を基に、話をしないといけないほど難しい問題になります。
一部の裁判では、練習内容を会社側が指定していた場合は、労働時間として扱った判例がありました。
上司がチャレンジシートにおいて明示的にWEB学習によるスキルアップを求めていること等からすると、当該WEB学習は労働時間と認められるとした。
美容師さんの場合は、サロンによって練習内容を決めているところもあるので、それは労働時間外手当が出ないといけません。
ところがブラック企業では扱ってくれないので、美容師さんの給料が極端に少なくなります。
ちなみに昔からあるサロンは、それが普通だったために、時間外手当として扱いません。

つまりブラック企業で給料を上げるには、早くスキルアップして、お客様に施術をしないといけないわけだね。

練習しても給料が出ないなら、かなり美容師という仕事の闇は深いのがわかるの…。
美容師によって待遇の違いがあまりない
有名サロンを見ていると、トップスタイリストになると、カットの料金などが高くなっていますよね?
それは技術力が高いからこそ、料金をアップさせて給料も高くしてくるわけです。
ところがブラック企業だと、どの美容師さんを指名しても、料金は一律になっています。
つまり給料もそこまで違いがありません。
たくさんの施術をこなさないと、給料が高くならないために、美容師さんが消耗しやすい環境になっています。

これも難しい問題で、お客様からしたら料金が安いほうが助かるもんな。

じゃが美容師さんからしたら、給料が上がりにくいのはつらいの。
新人スタイリストと、トップスタイリストが同じカットをしても、1回分の給料は変わりがないのも微妙じゃ…。
言い方を変えてしまえば、これはサロンの経営側の問題になるので、美容師さんがどうこう言えません。
逆を言えば、それが気に食わないのなら、ブラック企業認定をしてもいいでしょう。
消耗しないサロンを選ぶのが、美容師さんが働くうえで重要になってくるからです。
美容師がブラック企業で働かないためにその特徴を紹介
ブラック企業のサロンで働くと、ほとんどの美容師さんは精神的に病んでしまうか、体を壊してしまいます。
ちなみに僕はブラック企業のサロンではありませんでしたが、それなのに手荒れが発症してドクターストップになりました。

それくらい美容業界は過酷なのに、ブラック企業化したサロンで働くと、かなり消耗してしまうよ。
そこでブラック企業の特徴を紹介するので、就職する際の参考にしてみてください。
- 美容師さんがやめるのが頻繁すぎる
- サロンの料金表を見て安すぎたら怪しい
- 技術力が高い美容師さんが育っていない
少なくとも上記の内容のサロンは、ブラック企業率が高いように個人的に思っています。

あくまで個人的に思っているだけなので、これに当てはまっているからと、ブラック企業とは限らないぞ。
実際にサロンへ行って、美容師さんが疲弊していないと確認するのが1番じゃよ。
美容師のやめる頻度が多すぎる
まずブラック企業で働くのはきついので、どうしても美容師さんがすぐに辞めてしまいます。
給料が安いのもそうですが、サロンそのものの雰囲気が悪くて、ストレスが溜まるからでしょう。

サロンがピリピリした雰囲気なら、たぶんブラック企業だと思うんだよね。
ちなみにお客様の前で、怒鳴られている美容師さんを目にしたら、かなりの確率でブラック企業です。
そして次にそのサロンへ行って、怒られていた美容師さんがいないなら、怪しいと思ってください。
安売りのサロンはブラック企業率が高い
給料面の話で出ましたが、安売りサロンで働く美容師さんは、すぐに辞めたほうがいいですよ。
ブラック企業という話以前に、体を壊してしまいます。
安売りサロンで利益を出すためには、たくさんのお客様をこなさないといけません。
つまりたくさん施術をしないといけないので、体力勝負の世界になってしまいます。

僕が美容師次第でも経験しましたが、あえて技術を覚えさせるために、そんな店舗を作っているブラック企業サロンもあったよ。

理には適っている戦略じゃが、美容師さんが疲弊しそうじゃな…。
技術力を学ぶために、あえてそんなサロンに入るのもいいですが、辞めるタイミングを見計らわないといけませんよ。
腕が悪すぎる美容師ばかりのサロン
ブラック企業の可能性が高いサロンは、上記の情報をまとめると、技術力が高い美容師さんはいなくなります。
- 数をこなすだけだけだから疲弊する
- 技術力が高くても給料が上がりにくい
- マニュアルがないから技術が覚えられない
こんな特徴のサロンは、技術力が高い美容師さんがすぐに辞めるのも無理はありません。
夢のある職業だからこそ、給料や働き方など、ワクワクするサロンでないと技術力が高い美容師さんはいないものです。

試しに通ってみて、髪型を失敗されやすいサロンは、ブラック企業かもね。

いつ行っても極端に若い美容師さんしかいないサロンも、怪しいと思ったほうがいいかもの。
ブラック企業で働いている美容師はすぐに辞めたほうがいい
ブラック企業のサロンは、基本的に自分の会社が利益を出せればいいと思っています。
つまり極端な話、美容師さんの成長なんて気にしません。

とはいえサロン運営は複雑なので、ブラック企業っぽいサロンでも、良いサロンはたくさんあるよ。
そこでひとつの基準として、サロンで働いている美容師さんをよく見てみましょう。
- 疲れ切っている美容師さんが多い
- 早朝や夜間にサロンを見たらいつでも人がいる
- ベテラン美容師さんがいない など
見るべき点はたくさんありますが、とにかく魅力的な美容師さんが定着しないサロンは、ブラック企業サロンです。
そんなサロンで今働いている美容師さんは、すぐに辞めてスキルアップしやすいサロンへ移ってくださいね。