美容師さんがブライダル関係に転職したという話は、よく聞く話です。
それは仕事内容が似ているのもありますが、給料がよくなったという声も少なくありません。

美容師さんの給料自体が、平均的に少なめだから、なりたい気持ちもわかるな。

でも変わったからといって、人生が楽になるわけではないから、ブライダル業界と相性がよくないと結局キツイよ。
そこでブライダル業界に変わって、メリットを感じやすい人を紹介します。
ちなみに美容師さんの、転職全般に関する情報をまとめた記事もあるので、失敗したくない人は参考にしてみてください。
美容師からブライダル業になった際の給料の違い
そもそもブライダル業に変わる美容師さんの多くは、給料が上がるのか気になりますよね?
それを知るためには、まずブライダル関係に会社の、平均的な給料を知っておくと安心です。

ブライダル関係の相場が、ハッキリ書かれていたサイトがなかったので、大手企業の中途採用の給料と比較してみたよ。

中途採用だから、この給料からまだ伸びる可能性もあるのね…。
平均給料 | |
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美容師の平均 | 245,900円 |
株式会社AOKIホールディングス | 37万~62万円前後 |
アイエーグループ(アルカンシエル) | 25万~30万円前後 |
※引用:政府統計の総合窓口より、転職エージェントのパソナキャリアより、アルカンシエル中途採用より
大手企業なので、それ以下の給料のブライダル関係会社も多いでしょう。
それにしても、美容師さんの平均給与に比べてたら、高いのがわかるはずです。
そもそも美容師さんの給料が低い理由は、美容師さんの給料に関して詳しく書いた記事で紹介しています。
逆にブライダル関係の給料がいいのは、お客様からもらう報酬が、かなり高めに設定しているからです。

一生に1回のイベントだから、高くしてもみんな納得するんだよ。

しかもブライダル関係の美容師さんのスキルは高い人が多いから、報酬がアップするのもわかるわ。
美容師がブライダルヘアメイクアーティストになった場合の仕事内容
では一般的な美容師さんより、ブライダル関係になった美容師さんの給料がアップする理由を見ていきましょう。
それを知るためには、ブライダル関係になった美容師さんの仕事内容を確認してみました。

ちなみにブライダル関係に変わった美容師さんを、ブライダルヘアメイクアーティストと呼ぶよ。

名前聞いたことがある!なんか今若い人達の間で、流行っているのか、よくSNSで見かけるよ。
千紘、将来美容師じゃなくてブライダルヘアメイクアーティストでもいいなぁってなってる(五体満足で出れたら)
— 依織@低浮上 (@iorim_sousakum) February 27, 2019
ブライダルヘアメイクアーティストは、大きく分けて3つがメインの仕事となるでしょう。
ブライダルヘアメイクアーティストの仕事内容
- 新郎新婦のヘアセットやメイク
- 結婚式や前撮りのサポート
- 衣装のコーディネイトも考える
結局のところ、ブライダル関係というのもあり、結婚式に関わる仕事がメインというわけです。
新郎新婦のヘアセットやメイク
メインとなる仕事は、新郎新婦のヘアセットやメイクです。
美容師さんの仕事と比較すればわかるように、利用するものが絞られるだけでなく、見た目も派手でやりがい感じやすいといわれています。
美容師 |
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ヘアメイクアーティスト |
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一般的な美容師と違って、結婚式でするセットやメイクとなるので、ドレスや着物などに合うように施術をしないといけません。
つまりいつも以上に派手な髪型やメイクにするため、ある程度の技術力も必要になります。

だから給料が高くなっているのか…。

そう考えると美容師からブライダル業になる場合は、ある程度セットやメイクの、技術力を上げておかないといけないよね。
しかも新郎新婦の髪型やメイクが崩れたら、ササっと修正できるスキルも必要です。
これも美容師さんと大きな違いですね。
結婚式の進行や前撮りなどのサポート
ヘアセットやメイクに関しては、本番やリハーサルなど、施術の時間としてはほんの少しです。
そのため、ブライダルヘアメイクアーティストさんは、その他の仕事もしないといけなくなります。

ブライダルの仕事って、思ったよりたくさんあるから、みんな掛け持ちをしながら仕事をしているのかもね。

とはいえ、どこに所属するかで、ヘアセットやメイク以外の仕事内容も変わるよ。
所属先の一例
- ブライダルサロン
- フォトスタジオ
- フリーランス など
ブライダル業界では、元美容師さんの勤め先がたくさんあります。
どれを選ぶかは自由ですが、ヘアセットやメイク以外のサポートはしないと、仕事を回してもらえなくなってしまうでしょう。
衣装のコーディネイトも考える職場もある
ブライダルでのヘアセットやメイクは、ドレスなどの衣装に合わせて行います。
そのため、所属先によっては、ついでに衣装のコーディネイトもお願いされる可能性もあるでしょう。

元美容師という肩書きがあると、センスがあると思われても、仕方がないよね。

頼られるのはうれしいけど、プレッシャーに負けないようにしてね。
センスがないから、ブライダル業界に変わらないでおこう…。
そう考えている人もいるかもしれませんが、勤め先によっては貸衣装など、他の人が担当するケースもよくあります。
ブライダル業になる前に、仕事内容がどのようになっているのか、ある程度聞いてから決めましょう。
美容師からブライダルヘアメイクアーティストになった時に求められる力量
美容師さんからブライダル業界に変わると、上記で紹介したように、求められるスキルが変わってきます。
そのため今まで仕事に自信あったのに、変わるのが不安になる美容師さんもいるはずです。

転職ってそういう見方もあるから、なかなか辞められない気持ちもわかるな。

でもどんなスキルが必要か、ある程度分かってたら楽だよね。
ブライダル業界に変わるのが不安になる人のために、求められる力量を紹介します。
このスキルを上げるように、変わる前の段階で、練習をしてスキルを高めていたら安心できるでしょう。
ヘアセットやメイク、着付けができるのは当たり前
まずブライダルヘアメイクアーティストは、何度も言っているように、ヘアセットやメイクができるのが基本です。
ところが美容師さんも、この技術は今の仕事先でも教わるでしょう。
新郎新婦でない人は、美容室などのサロンで、ヘアセットやメイクをするからです。

つまり練習をする機会が多いから、変わる前にスキルアップできるわけだ。

だから美容師さんから、ブライダル業界に変わる人が多いんだね。
美容師さんは有利に働くので、ブライダル業界の人も、元美容師というだけで期待されるでしょう。
もともとブライダルヘアメイクアーティストは、資格がなくてもできてしまいます。
だからこそ国家資格を持った美容師さんが、その所属先に転職を希望すると、他の人よりも有利になるわけです。
とはいえ、次で紹介するように、美容室などのサロンワークと、ブライダル関係の仕事内容が違います。
基礎を練習しておくと、そのギャップに慣れるのが早いので、練習の基礎についての記事を読んでスキルアップしておきましょう。
素早く施術が終われるスピード感も大事
ヘアセットやメイクの基礎を掴んだら、後は正確に早く施術が終わるようにしてください。
それは結婚式というのは、必ず予定より遅れる場合や、スケジュールなどの変更が多いからです。

みんな盛り上がっているから、予定より多くなるのもわかるけど、施術をするほうも大変だね。

予定より早くヘアセットやメイクが終わっていると、どうとでもなるよね。
ここで疑問になるのが、どの程度早くすればいいのか?
これはどのような髪型かで変わってくるでしょうが、ひとつの目安としては3回お色直しをしたとして、トータルで30分は早くすれば大丈夫です。
ちなみに早く施術を終わらせるためには、ちょっとした工夫をしてみてください。

着付けの時にベテランの人はガムテープを使って、着付けをして時短してたって、話を聞いたことがあるよ。
見栄えがよくて早く仕上げられるのなら、いろんな試行錯誤をしてみてね。
情報収集能力も必須
これは美容師さんと通じるものがありますよね?
ブライダルヘアメイクアーティストは、結婚式の流行りにも敏感になっておく必要があります。

実際に仕事をしてたらわかるかもしれないけど、よく注文される髪型に慣れておくと、素早く対応ができるからね。

逆にせっかくの結婚式で、古臭い髪型や着物を選ばれると、お客様は怒ってしまうもんね…。
情報収集をするためには、インスタやTwitterなどのSNSを利用してみましょう。
美容師さんのためのSNSについての記事でも、具体的に紹介しているので、うまく利用してみてください。
美容師がブライダル業になると指名していたお客様にもメリット大
ここまで美容師さんのブライダル業界に関わって感じられる、メリットや働き方に関して紹介してきました。
美容師さんがブライダル業界に変われば、今までの経験が利用できるだけでなく、給料も上がりやすいのでおすすめです。
また変われば、美容師さん自身だけでなく、お客様にもメリットが感じられる場合があります。

その美容師さんを指名していた場合のメリットね。

この美容師さんでないとダメ!というお客様は、どの結婚式場に変わったかチェックしよう!
その美容師さんの所属先と、利用する結婚式場が一致すれば、トラブルが起きにくくなるんだよ。
外部の美容師さんを呼ぶとトラブルになるケースあり!
- 外部の美容師はNGの場合がある
- OKでも持ち込み費用5万円ほど追加
- OKでもメイクルームや控室が使えない
あまり結婚式場と美容師さんの勤務先が一致しないでしょうが、転職するのをお客様に告げると、喜んでもらえるかもしれませんよ。