今の時代は、ほとんどのお客様がカラーをする時代です。
つまり美容師さん自身、カラーに力をいれている人も多いでしょう。

でもカラーが下手と言われて、少し心が折れそうなんだよ…。

下手って言われるのはつらいけど、どこか問題があるんじゃないかな?
カラーというのは、かなり繊細な施術のひとつ。
特に髪の毛を明るくする場合、かなり注意して施術をしたほうがいいでしょう。

もっと具体的にカラーについて教えて!

いいよ!少なくとも下手と思われない程度の、ちょっとしたポイントについて紹介するね。
ちなみにこれから美容師を目指す人は、次の仕事内容の記事を読んでおくと、次の内容が把握しやすくなります。
カラーが下手な美容師さんの基準は3つ!
カラーが下手と言われてしまう美容師さんの特徴は、大きくわけて3つになります。
カラーが下手な美容師さんの特徴
- カラー後の髪に色むらができる
- 使用する薬剤について詳しくない
- 髪質を全然チェックせずに施術を始める
カラーと関係があるの?という内容もあると思うでしょうが、かなり重要だったりします。
ひとつずつ具体的に内容を確認してみましょう。
色にムラができてしまう
ヘアカラーをした際に髪の色が毛先と根本で、明るさや色の差が激しくなった経験はないでしょうか?
これが色ムラというものです。
特にカラーというのは、次の部分に影響が受けやすいので、注意しながら施術をしたほうがいいでしょう。
色ムラができやすいポイント
- 頭の温度
- 髪の太さや痛み具合
- 薬剤の塗布量
これらを意識して、塗布量や時間を調整していないと、色ムラができてしまいます。

なんとなく教えてもらった記憶はあるけど、実践してみるとわからなくなっちゃうのよね。

確かにこれは経験を積まないと、少し把握しにくいからね。
そもそも色ムラができない先輩美容師さんは、経験が豊富で、体で覚えています。
つまりこの色ムラ対策は、数をこなさないといけません。
そこで練習方法についての記事があるので、それを参考に練習を続けましょう。

ちなみにカラーの練習で1番重要になるのが、人間の頭でカラーをする練習だよ。
人形で習得できるのは、薬剤の塗る順番と基本だけ!友達を呼んで練習しまくるしかないね。
薬剤の特徴を把握できていない
次にカラーが下手な美容師さんの特徴は、これから使用する薬剤について、特に詳しくない点です。
カラー剤というのは、じつはそれぞれ薬剤によって特徴が全然違います。
特に次のポイントを見極めて、薬剤を使い分けるようにしましょう。
カラー剤の特徴の見極め方
- 赤みの入り具合
- 発色のしやすさ
- 明るくなるスピード など
まだまだポイントはありますが、複数カラー剤を用意して、違いを発見することが大事です。
これもたくさんの薬剤を使った美容師さんは、カラーが上手だったりします。

もちろん塗布するお客様の髪質で、染まり方が変化するから、調べるのなら同じ頭を使ってね。

美容師さんの中に、カラー剤マニアの人とかいたな…。
お客様の髪質を把握できていない
カラーが下手な美容師さんは、お客様の髪について知らずに、マニュアル通りに施術を開始する人がいました。
確かにマニュアルは大事ですが、髪質などによって染まり具合が変わるので、失敗してしまいますよ。
染まり具合が変わる例
- 髪が太いと染まり具合が遅い
- 撥水毛だと染まり具合が遅い
- 頭が温かいと根本が明るくなりやすい
人間の髪の毛はキューティクルと言われるもので守れられています。
このキューティクルが開く過程が、髪質などによって違うわけです。

これもたくさんの人の頭を触らないと、感覚が掴めないから練習しまくろう!

もちろん本番はお客様の頭を見せてもらって、カウンセリングもしたほうがよさそうね。
お客様にカラーが下手なのを見せないコツ
上記の事ができていない美容師さんは、少なくとも美容師さん同士の間では、カラーが下手な人と思われても仕方がありません。
ところがカラーが下手な人と、お客様から思われてしまうと、今後の美容師人生に響きますよね?

当たり前だけど、お客様に下手なのがバレたら、指名されないのはもちろん、施術もさせてもらえないかも…。

それなら下手に見せないコツを覚えておくと、少なくともお客様にはバレないかもね。
ちなみにこの方法は、1回もあなたのカラーを施術した経験がない人に限ります。
悩みを聞いてお客様に納得してもらう
まずお客様にカラーを下手と感じさせないポイントは、カウンセリングです。
そもそも悩みを引き出させて、お客様の要望を把握できないと、カラーで納得してもらえません。

お客様から話させるのではなく、悩みを当てにいく気持ちで、話を聞きまくろう!
そしたら「この美容師さんできる!」と思ってくれるよ。

悩んでた気持ちを当てられたら、どんな人でもすごい!と思うもんね。
もちろんその悩みに合わせた髪の色に染められないと、結果的にカラーが下手な美容師というレッテルが外れなくなってしまいます。
せめて次のポイントを抑えて、カラーを覚えていきましょう。
髪がムラ無くきれいに仕上げる
お客様の悩みがわかったら、髪の色むらを出させない技術力が必要になります。

ここがかなり難しいよね…。私はうまく施術ができないの…。

さっきのポイントを把握して染めるのと、もうひとつポイントがあるよ。
色ムラを抑える方法
- 頭の温度
- 髪の太さや痛み具合
- 薬剤の塗布量
このポイントに加えて、根本と毛先の薬剤の調合を変えて、色々試してみましょう。
もちろん人によって違うので、たくさんの人を繰り返し練習させてもらうことで、自然と感覚がつかめてきます。

しかもそれだけじゃないんだよ!塗り方もかなり大事なんだ!

え?まだ覚えるポイントがあるの?
この動画を見ればわかるでしょうが、とにかく素早く濡れるようになりましょう。
そのためには簡単にブロッキングをして、コームとハケの使い方を見てみてください。
ちなみに白髪染めとヘアカラーによっても、塗り方などが変わってくるので、これからヘアカラーに挑戦する人は注意してください。
素早く塗って時間をしっかり計測している
次に重要になってくるのが、カラーを塗っている最中に手際です。
カラーを施術している最中は、お客様にも見られています。

モタモタしている姿を見せていると、お客様は「この人カラーが下手なのでは?」と思ってしまうよね。

そういえばベテラン美容師さんは、テンポよくカラーを塗っているな…。
躊躇なくカラーを扱っている姿は、お客様から見たら、かなり頼もしく見えるはずです。
テンポよく、スラスラ塗ってしまいましょう。
ちなみにテンポよく見せるコツは、次のポイントを意識してみてください。
テンポよく見せるコツ
- 薬剤を拾う回数を減らす
- スライスする回数を決めておく
- もちろん塗布量は均一にする
これらを意識できていれば、お客様からみたら、下手に見られません。
また時間をしっかり計測できていれば、しっかりした美容師と見られるでしょう。
必ずタイマーをセットして、色ムラもなくしてくださいね。
カラーが下手な美容師さんは経験を積めば上達できる!
カラーという施術は、ちょっとした塗布量や時間で、色ムラが発生する可能性があります。
それを見たお客様は、どんなベテラン美容師さんでも、「カラーが下手な美容師」というレッテルがはられるでしょう。

指名されないばかりか、今ではSNSがあるから怖いよね…。

だからこそたくさん練習して、感覚を掴んでしまおう!1度わかれば、一生モノの技術だよ。
カラーはたくさんの人がしている施術です。
カラーが得意になったら、指名される確率もかなりアップできます。
ちなみに指名されない美容師さんは、接客力が足りない可能性もあります。
指名されない対策の記事で、アシスタント時代に指名されていた僕が、対策を紹介しているので参考にしてみてください!