美容師さんが夜遅くにサロンに残って、練習をしている姿を誰でも目にした経験があるでしょう。
じつは美容師さんの帰宅時間は22時を回る場合もあるくらい、練習に明け暮れています。
一体サロンの中で、なにをしているの?と思う人のために、美容師さんの1日の流れを、帰宅時間について紹介しますね。
美容師さんはお客様と会話をしながら、楽しく仕事ができる夢のある仕事です。
ところがそれは練習や講習を受けながら、仕事を続けないとできません。

だからこそ1日仕事をして、帰宅時間が長くなってしまうわけだ。

じゃがそれは技術を身に付けるため!我慢しないといけない時期じゃ。
1日仕事だからといえ、帰宅時間が22時を回る場合もあるので、美容師自信は疲弊してしまう場合もあります。
美容師の1日の流れで仕事をして、帰宅時間がいつになるのか紹介するので、次の人たちは参考してみてくださいね。
- 美容師を目指す人
- 自分が異常と感じる現役美容師
そもそも美容師というのは、帰宅時間を気にするより、仕事の充実感があれば乗り越えられます。
1日仕事をして帰宅時間が気になる人は、相性がいいサロンを探すか独立。
または転職を考えたほうがいいかもしれません。

家庭を持っている人がいるかもしれませんが、それこそ早く帰ることができるサロンを探したほうがいいよ。
美容師さんの1日の仕事の流れとは?出勤して帰宅するまで
美容師さんが1日仕事をして帰宅するのは、基本的に22時くらいの場合が多いですが、それはなぜなのか?
それを知るためには1日の流れを見たほうがいいでしょう。

ちなみにこれはサロンによってかなり違うよ。
あくまで僕が働いていたサロンを例に出すので、今はもっと早く帰れるサロンもあるよ。

22時ってブラック企業もびっくりじゃ。美容師という仕事が好きでないと、続けられるものではないわい。
ちなみにこの1日の流れは、僕がアシスタント時代に経験していたものです。
少なくとも技術を覚えるためには、それなりに過酷な環境に身を置いていたほうが、技術力をアップしやすくなります。
とはいえ、かなり僕自身もキツかったので、誰でもおすすめされる方法ではありません。
もっと効率的に技術力アップができるサロンもあるので、探してみるのもありですね。
仕事の流れ01:朝練がある場合は営業時間の1時間前に出勤して練習
まず美容師さんの1日は、朝練から始まります。
特にアシスタントとして、まだ技術力が身に付いていない人は、朝練必須です。
朝練でする事は技術の基本となるので、ほとんどの場合はマニュアルを見ながら、ひたすら回数をこなしていました。
- シャンプー・ブロー
- ワインディング
- ヘアカラーの塗布の練習 など
もちろんスタイリスト目前の美容師さんは、カットの練習なんかもしていましたね。
ほとんど自分の課題に取り組んでいましたが、サロンによったら、1日のスケジュールを決められているところもあるみたいです。
これを朝練でひたすらこなして、目を覚まします。
そして営業時間前の朝礼をして、営業スタートとなるのが1日の始まりですね。
ちなみに朝礼では、次のように流れが決まっています。
- 昨日の反省と一言
- 予約されているお客様の情報を共有
- ラジオ体操 など
昨日に何をしていたか、思い出すために個人的には朝礼はよかったですね。
仕事の流れ02:営業時間はひたすらお客様の施術と接客
営業時間になると、お客様の対応をしていきます。
僕が経験したサロンの働き方としたら、次のような流れで、1日仕事をしていました。
- スタイリストが今日の髪について相談
- アシスタントに指示を出す
- 指示を出されたアシスタントが代わりに施術
- 仕上げ前にスタイリストに交代
- カットをして微調整したら終了
このような流れで仕事をさせてもらっていたので、結構な数のお客様の頭を触れていました。
言い方を難しいですが、アシスタントさんのほとんどが、スタイリストさんから仕事をもらうのが一般的です。
だからこそ、早く技術を身に付けて、独り立ちしたいと思ってました。
せっせと1日仕事をして練習ができるのは、この気持ちが強いから。
美容師の仕組みは、よく練られているなと、今になっても思いますね。
仕事の流れ03:営業時間後は終礼をして自主練開始
お客様がいなくなったら、営業時間が終了します。
終礼をする日としない日がありましたが、どちらにせよ、営業時間が終わってからは、また練習が始まるわけです。

この時間は1番集中できる時間だったので、営業中に失敗したことや、これからの課題を徹底的に練習していたよ。

仕事終わりは疲れてしまいそうじゃが、アドレナリンが出ているから、疲れを感じないわけじゃな。
これもサロンによって違いますが、僕の勤めていたサロンでは、1日仕事をして半分自主練といった感じです。
自分で課題を決めて、ひたすら合格まで練習していましたね。
もちろん練習内容がひどいと、先輩や上司などから注意されてしまいます。
練習にもある意味熱が入っていて、覚えようと必死だったのを覚えていますね。
ちなみに営業時間が終わるのは、夜の7時くらいだったので、練習開始時間はそれからです。
仕事の流れ04:帰宅時間は22時を過ぎる場合もよくある
練習が一区切りしたら、帰宅時間になります。
とはいえ、みんな練習しているので、終わったら一緒に帰宅するといった感じです。
だからこそ一緒にごはんに食べに行っていたら、かなり帰宅時間が遅くなっていました。
それが22時すぎだったわけですね。
もちろんそんな付き合いがなければ、1日仕事をしても、早く帰れる場合がありました。
1日仕事をしたどの美容師の帰宅時間も流れに変化なし
上記では僕のアシスタント時代の話をしましたが、スタイリストさんの帰宅時間はいつなのか、気になる人もいますよね?
これもあくまで僕の経験談ですが、1日の流れを見ても基本はあまり変わりがありません。
その理由はアシスタントの練習を見るのは、基本的にスタイリストさんだからです。
もちろんすべてのスタイリストさんが、アシスタントさんの練習を見ているわけではありません。
日によって見る人が決められていて、交代でサロンに残ってくれていました。

サロンではみんなでお店を盛り上げていこう!という雰囲気があるからかな?
連帯責任といった感じで、帰宅時間にそこまで大差はなかったよ。
アシスタントの美容師さんは練習をする側
アシスタントの美容師さんは、1日仕事をして練習をするため、帰宅時間が遅くなってしまいます。
何を練習するかによっても、帰宅時間が変わってしまいますが、基本人間関係があるので、待ってくれる美容師さんがほとんどです。
そのために帰宅時間は、ほとんどのアシスタント美容師さんは同じくらいになります。
スタイリストの美容師さんは教える側
スタイリストの美容師さんは、アシスタント美容師さんの面倒を見てくれるので、帰宅時間は同じくらいになります。
とはいえ、アシスタント美容師さんの全員を見るわけではありません。
ボランティア的に教えてくれるので、帰宅時間は自分で決められます。
大きく分けてスタイリスト美容師さんは、次のような帰宅時間になっていました。
帰宅時間 | |
---|---|
残ってくれる美容師さん | 21時くらい |
すぐに帰れる美容師さん | 営業時間と同時 |
これも他の仕事が残っていると、サロンに残ってくれる場合もありました。
その場合は、ついでに技術を見てくれる場合もあれば、気分で帰る人もいます。
それだけアシスタント美容師さんと、スタイリスト美容師さんでは、待遇に違いが出てしまうわけですね。
トップスタイリストの美容師さんはお客様の対応で忙しい
スタイリストさんの中でも、お客様から人気が高い美容師さんをトップスタイリストと言います。
ここまでのレベルの人になると、夜に残ってアシスタント美容師さんを教えるというのは、極めて少なくなるはずです。
それは1日仕事で忙しい上に、お客様の対応に忙しくなるから。
営業時間が終わってする対応は、大きく分けて次のようになります。
- サンキューレター的なDM
- 今日の施術のカルテを執筆
- 明日予約があるお客様の確認
このような感じで作業をしているので、関わる時間がないわけです。
もちろん優しい美容師さんなら、隙間時間に相手をしてくれるので、別に険悪だったわけではありません。

そんな美容師さんもいるという話だね。
1日仕事をした美容師さんの帰宅時間はサロンの規模によって流れの差が大きい
帰宅時間が遅い美容師さんは多いですが、サロンの規模によっては、1日仕事をしてからの帰宅時間が早くなる場合もあります。

それはどういうことじゃ?

規模が小さい美容室は、比較的帰宅時間が早いところもあるかもしれないんだ。
そもそも美容師さんの帰宅時間が遅くなってしまうのは、次の2つが遅くなってしまうからです。
- 練習時間
- 営業時間
これをクリアできれば、美容師さんの帰宅時間を比較的早くするのは可能!
しかし美容室の規模とは、どのような意味はわからない人もいますよね?
そこで規模によって、美容師さんの帰宅時間が左右される理由について紹介します。
美容師が10人以上の大手サロンは帰宅時間が遅い
大手サロンに働く美容師さんは、帰宅時間が遅くなります。

なんで大規模サロンは帰宅時間が遅くなるんじゃ…。

それは人付き合いがある上に、練習が厳しいところが多いからだよ。
美容師という仕事は、基本的に縦社会。
職人気質なだけに誰かが練習しているなら、早く帰ると白い目で見られがちです。
※これは僕の個人的感想です。
しかも大規模サロンは、マニュアルやカリキュラムが厳しく作られている場合がほとんど。
練習の内容が細かく決められているところも、結構あると言います。

練習の内容や時間が決められているなら、帰宅時間も遅くなるわの…。

だから大手サロンは、美容師が育ちやすいわけなんだ。
大規模サロンのメリットでもありますが、その分帰宅時間が遅くなるので、それを了承して就職してくださいね。
美容師が10人以下の小規模サロンは帰宅時間が早くなる…かも
大規模サロンより小さい美容室は、比較的帰宅時間が遅くなりません。
それは人間関係がシンプルで、1日仕事をした後の練習などは自己責任のパターンが多いからです。

どちらかというと、小規模サロンは人を辞めさせたくないから、美容師さんの思うように仕事ができるところも多いんだ。

じゃがそれも美容室によるんじゃろ?
結局のところ、美容室のオーナー次第なところもありますが、技術力が高い人は帰宅時間は早め。
逆にいうと、カリキュラムなどがないわけですから、自分の力で上達しないといけないデメリットもあります。
とはいえ、1日仕事をして早く帰りたいのなら、小規模サロンを探すのもアリですね。
美容師さんの1日の流れは忙しい…帰宅時間は22時過ぎが当たり前
美容師さんが22時に帰宅するのは、多くの場合はアシスタント美容師さんとなります。
とはいえこれも僕の経験なので、サロンによって違いがあったかもしれません。
それでもアシスタント美容師さんは、練習をしない事には技術は覚えられないばかりか、お客様にも施術ができなくなってしまいます。
だからこそ、帰宅時間が遅いからと、諦めてやめてしまうのはやめたほうがいいでしょう。
諦めずに練習を続けていると、待遇がよくなるだけでなく、手に職というだけあってメリットはたくさんありますよ。