美容師さんの中には、ネイルに強い興味を持ちだして、なるまで考えている人も多いでしょう。
じつは美容師から、ネイリストになるメリットは、少なからずあります。

そもそも美容室でネイルをやっているところもあるから、触れ合う機会が多い仕事だよね。

だから美容師からネイリストになる人も、結構多いんだ。
結論から言ってしまうと、そのメリットとは美容師免許です。
そもそもネイルだけを施術する場合は、美容師免許が必要なときと、そうでない場合があります。
美容師免許が必要 | 美容所で施術をする場合 |
---|---|
美容師免許が不要 | 美容所で施術をしない場合 |
美容所以外で施術をしている場合でも、頭から上の部分を施術する場合は、美容師免許が必要になります。
首から上の施術を全く行わず、マニュキュア、ペディキュア又はつけ爪等のいわゆるネイルのみを行っている場合は、美容師法でいう「美容」には含まれないものです。
つまり美容師さんがネイリストになる場合は、メリットがたくさんあるわけです。
もちろんデメリットも存在しているので、美容師からネイリストになるポイントを、それぞれ紹介しますね。

僕は美容室の経営に関わっているから、ネイルに関しての情報も持っているんだ。
だからこれからネイリストになろうか迷っている人のために、情報をまとめてみたよ。
ちなみに今ネイリストになっていて、これから美容師免許を取得しようと考えている人は、美容師免許についての記事で詳しく紹介しています。
美容師とネイリストの給料の違いは大差なし!
美容師からネイリストになる人の多くは、給料がどれくらいになるのか、気になってしまいますよね?
じつは美容師とネイリストは、似ている部分が多いのか、給料面でも大して変わりはありませんでした。
平均給料 | |
---|---|
美容師 | 245,900円 |
ネイリスト | 20~30万円 |
※引用:政府統計の総合窓口より、ネイルサロンの求人・転職・募集│リジョブより
ネイリストの給料に関しての情報はありませんでしたが、求人情報を見る限りでは、美容師からネイリストになったとしても変化はないでしょう。

つまり美容師さんがネイリストになる場合は、職場の雰囲気や仕事内容を変える意味では、メリットがあるわけだね。

仕事内容ってそんなに変わるのかな?なる前に、ある程度の流れを知っておきたいな。
じつはネイリストと美容師は、そこまでの仕事内容は変わりません。
もちろん使う道具ややっている事自体は、違いがあります。
美容師とネイリストの仕事内容の違い
美容師さんは髪を整えるのが仕事ですよね?
それに対してネイリストは、爪をきれいに整えるのが仕事です。
つまり大きな違いといえば、施術をする場所になります。

美容師免許の時に出てきたけど、施術をする場所が顔から上だから、美容師さんは免許が必要になるわけだ。

後の業務に違いはあるの?
施術の内容以外はあまり変わりがありません。
仕事内容の違い
- 会話をしながら接客
- 見本をネイルチップで作る
- 毎日の練習や講習に参加
どの仕事内容も美容師さんにとって、見たことがある内容でしょう。
そう考えると、美容師からネイリストになったとしても、ある程度の仕事の流れは把握しやすそうです。
もちろんネイリストになろうと考える人の中には、給料を上げたいと考えている人が多いでしょう。
そこで美容師さんの給料が安い理由を紹介する記事内で、給料の安い美容室についてまとめているので、サロン選びの参考にしてみてください。
美容師からネイリストになるメリット・デメリット
給料が大して変わらないのに、ネイリストになっても意味がないのか?
こう悩んでいる人もいるはずです。
ところが仕事内容が似ているからこそ、なればメリットを感じる場面も多くあります。

そもそも美容師さんには、美容師免許を持っているから、それだけでなりやすいよ。

美容師さんだけを採用しているネイルサロンだと、メリットを感じられないから、それ以外のサロンを探せば資格が役に立ちそうね。
つまり美容師免許をうまく活かして転職活動をすれば、ネイリストになる意味があるわけです。
そのメリットやデメリットについて、詳しく紹介しますね。
美容師免許の恩義を受けられる
まず美容師免許をもった状態でネイリストになると、そのサロン内のできるメニューに幅が広がります。

経営者から見ると、メニューが充実できるのはうれしいよ。
しかも美容師免許をもっていると、信用にも繋がるから、アピールされるとネイルサロンは採用したくなるかもね。

それだけ活動的なネイルサロンを狙ったほうがいいわけね。
何度も言っているように、美容師免許があると、首から上の施術ができるようになります。
美容師免許があるとできる施術
- まつ毛エクステ
- ヘッドスパ
- ヘアセットやメイク など
そもそもネイルというのは、見た目が鮮やかになりますよね?
そのため、結婚式などの華やかな場所に行くために、ネイルをお願いする人も多いわけです。
そこでお客様の多くは、通いなれたサロン1つで完結したいと思うでしょう。
つまり美容師免許を持った人を雇うと、サロン側はお客様の満足度をアップできてしまいます。

この流れを把握しておくと、転職の面接の時にアピールしやすいよね。

美容師時代に実績を残しておかないといけないな。
手荒れが起こりにくいから安心
また手荒れで悩む美容師さんが、ネイリストになるケースもよくあります。
手荒れの原因についての記事で紹介していますが、ネイリストは手が乾燥しにくい仕事内容だからです。

ネイルの仕事では、シャンプーとかを頻繁に使わないし、強烈な薬剤もないもんね。

仕事内容的に同じだから、手を気にする人は魅力を感じやすいのもわかる。
とはいえ先ほど紹介したように、美容師だからとヘッドスパを任されると、手荒れを悪化させる可能性があります。
手荒れでネイリストになろうと考えている人は、なるべくサロン側に相談しておくと安心できるでしょう。
働き方自体は美容師時代と変わらない
これが美容師からネイリストになる人の、唯一のデメリットです。
働き方自体が変わらないといっても、爪にする施術に変わるのは、大きな違いでしょう。
ところが以下のツイートのように、労働環境が変わらないという声をよく目にしました。
ネイリストも人手不足(TT)そりゃそうだよね…給料安くて帰宅時間遅いし…夢だけでは食べてけないもんね。。
— にゃんすけ(╹ᆺ╹メ)@戦場の絆 (@ms1005a) November 29, 2018

美容師さんの多くは、給料が安くて休みも少ないって嘆いているよね。

その悩みを解消するために、ネイリストになるのはよくないわけだね。
じつはネイリストも休日に講習がある場合や、練習時間も美容師同様に長くとらないといけません。
転職したからといって、仕事そのものが楽になるとは、あまり思わないほうがいいでしょう。
美容師からネイリストになる場合の必要なもの
美容師からネイリストになると決めた場合は、準備するものはあるの?と、少し不安になりますよね?
結論から言ってしまうと、美容師からネイリストになる場合は、ほとんどの場合は必要ありません。
とはいえ、準備しているとネイリストは、いいイメージがあるでしょう。
そこでネイリストに必要なものを紹介するので、チェックしてみてください。
ネイルの資格があれば安心
美容師になるためには、美容師免許が必要ですよね?
それと同じで、ネイリストの資格というものもあります。
そもそもネイリストには、資格は必要ありませんが、サロンによっては資格を取得したほうがいいところもあるようです。

そしたら美容師をやめる前に、予め取得しておくべきなのかな?

そのほうがリスクも抑えられるから、忙しいかもしれないけど、勉強したほうが無難だね。
ちなみにネイルの資格は、いくつか存在していますが、JNECネイリスト技能検定がおすすめです。
この資格は設立して21年の歴史があるため、業界内ではそれなりに知名度があるでしょう。
ネイルの試験の受験料
受験料 | |
---|---|
1級 | 11,000円 |
2級 | 8,800円 |
3級 | 6,600円 |
1~3級までありますが、ネイリストになる前なら3級を取得しているだけでも十分です。
2020年の試験内容
筆記試験 |
|
---|---|
実技試験 |
|
参考程度ですが、2020年の試験内容は上記のようになっています。
これに合わせて練習しておきましょう。
ネイルに必要な道具も揃えておく
資格の勉強をやりつつ、ネイルで使う道具も揃えておくと、スムーズに練習ができます。
どのネイルをするかで、準備物が変わってくるでしょうが、最低限必要なものは揃えておいて損はありません。
ネイリストになるのに最低でも持っておきたいもの
- ネイルファイル
- ニッパー
- リムーバー
- ネイルチップ
- トップコート
- ベースコート
そこまで高いものでもないので、仕事の合間で揃えておくと安心です。
美容師からネイリストになる前に副業として始めるのがおすすめ
美容師もネイリストも共通する部分がありますよね?お客様から施術でお金をもらうという点です。

つまり技術力がなかったら、仕事にならないってわけね。

なる前にある程度の実績か、基礎を身に付けておくと、転職しやすくなるよ。
とはいえ、美容師という仕事は、副業ができるほど時間がありません。
練習や講習など、自分の時間がなかなかとれないからです。
そこでネイリストになるべきかまだ迷っている人は、次の転職全般に関する記事を参考に、転職先を検討してみてください。