自分はセンスがないから、美容師を辞めてしまおう…。
そう思っている美容師さんほど、睡眠時間が無駄に短い可能性が高いです。
それは集中力などが落ちてしまうなど、美容師として必要な能力が欠如してしまっているから。
とにかく睡眠時間を長くすれば、「出世街道まっしぐら」になりますよ。
美容師さんの睡眠時間は、どうしても短くなりがちです。
それは美容師さんの1日の作業量が、他の職種よりも多いからというのもあります。

美容師さんは技術職だからこそ毎日練習する必要がある上に、営業時間を超えてお客様が来たら遅くまで対応しないといけないからね。

しかもストレスも関係しているじゃろうな…。睡眠時間が短いのもうなずけるわい。
それが原因で美容師さんの仕事の質が、低下してしまう事もあります。
人によっては怒られてばかりで、自信がなくなって美容師そのものをやめてしまう人もいるでしょう。
- 睡眠時間が短いと起こる弊害
- なぜ美容師さんの睡眠時間が短いのか?
- 睡眠時間を長くする方法
これらの内容をまとめてみたので、センスがないと落ち込んでいる人は、参考にしてみてください。
意外と仕事の質がアップして、周りの目が変わることもありますよ。

ちなみにセンスがないのは、努力で乗り切ることもできるよ。
美容師さんは気付きにくい!睡眠時間が短いと起こる弊害
じつは睡眠時間が短くなると、自分が自覚しないうちに、美容師の仕事に影響が出ます。
特に美容師さんは練習ありきと思っている人も多いですが、睡眠時間を上げるとうまく仕事がまわるようになる場合もあるんですよね。
睡眠時間と美容師の仕事と、どのような点が関係あるのか見てみましょう。
集中力が低下する
睡眠時間と仕事の関係が、どんなところで関係しているのか?
まず深い関わりがあるのが集中力です。
子どもの生活時間の夜型化や睡眠時間の減少は、成長の遅れ・注意や集中力の低下・眠気・易疲労感などをもたらします。
上記に引用は子供に関しての内容ですが、これは大人にも当てはまります。
ある統計では睡眠時間が6時間未満だと、交通事故の頻度が多くなるというものまであるくらいです。
つまり睡眠時間が短いと、集中力が欠けてしまうのがわかりますね。
日本における研究では、交通事故を起こした運転者で、夜間睡眠が 6 時間未満の場合に追突事故や自損事故の頻度が高いことが示されている。
引用:厚生労働省 参考資料より
美容師をしていて集中する場面は、車の運転並みに必要になってくる箇所は多いです。
- お客様のカットをする時
- 縮毛矯正などでアイロンを使う時
- 美容師さん同士で指示を出す時 など
集中力が欠けていると仕事がうまくいかず、お客様から指名してもらえない可能性も増えてくるでしょう。
もちろん上司や先輩に怒られてしまう可能性も、睡眠時間が長い時より増えてしまいますよ。
判断能力が鈍る
睡眠時間が短いと、集中力が欠如してしまうと同時に、判断能力も低下してしまう可能性も増えます。
どちらかというと、精神が不安定になりやすいため、感情的な行動になってしまうのが原因でしょう。
睡眠不足や睡眠障害等の睡眠の問題は、疲労感をもたらし、情緒を不安定にし、適切な判断力を鈍らせるなど、生活の質に大きく影響します。
判断能力が欠如してしまうと、美容師としての仕事を例に出すと、次のような場面で困ってしまいます。
- お客様の予約の取り方
- 髪型の提案
- クレーム処理 など
どれもお客様に迷惑がかかってしまうので、これも怒られる可能性が高まるだけでなく、サロンそのものの評価まで下げてしまうでしょう。
だからこそ、睡眠時間を少しでも長くとれるように努力してくださいね。
髪が傷んでしまう
睡眠時間が短いと、美容師としてのダメージがかなり大きい弊害が起こってしまいます。
それが髪のダメージ。睡眠時間と髪もかなり深い関係があるため、ヘアケアの時間を人より多くとらないといけません。
それは脳の血流が悪くなり、髪の毛が傷んでしまうからです。
短時間睡眠により、自然睡眠時に比し、認知課題中の脳血流反応が抑制されることが明らかになった。
髪の毛は血液から栄養をもらって成長しているため、睡眠時間が短いと、パサパサになってしまいます。
美容師さんの髪は、思った以上にお客様から見られているんですよね。
つまり髪がパサついていると、この人は信用できない…と、判断されてしまいます。
次のような流れで、お客様から指名されなくなってしまう可能性を秘めているわけです。
- お客様来店
- あなたを指名
- 髪を見られてパサつきに気付く
- 何を提案しても説得力を感じない
- 次回の来店で別の人を指名される
だから美容師さんは、ヘアケアにも力を入れている人が多いわけですが、睡眠時間が短いとその手間がかかってしまいます。
練習する時間と一緒に、ヘアケアの時間が長くなると、睡眠時間がさらに短くなってしまうでしょう。

睡眠時間が短いと、悪いサイクルに入ってしまうから、睡眠時間の確保もかなり大事だね。
美容師さんの睡眠時間が短い理由は3つ
睡眠時間が短いと、たくさんの弊害を受けてしまうのはわかったでしょう。
では睡眠時間を短くしているのは、なぜなのか気になりますよね?
それは睡眠時間が短くなっている理由を知れば、対策も自ずと見えてきます。
大きく分けて3つほどのポイントがあるので見てみましょう。
睡眠時間が短くなる理由①:練習時間が長くて帰宅時間が遅い
美容師さんは技術職だからこそ、練習する時間が長くなりがちです。
たくさん練習すれば、確かに練習時間が短い人より、成長するスピードも早くなります。
ところがその分、帰宅時間が遅くなって睡眠時間も削られるというサイクルにも陥りやすいです。
技術力をアップさせるためには、次のような点を意識するために、集中力も必要になってくるのでなるべく早く帰るようにしましょう。
- 改善点を探りながら練習するから
- 何のために練習するのか意識するため
- 技術そのものに集中するため など
ところが美容師さんはスタイリストになるまでだと、帰宅時間が遅くなるのは、ある意味仕方がないという点も共存しています。
それを次の記事にまとめてあるので、それも参考にして睡眠時間をなるべく確保できるように、環境を作ってくださいね。
睡眠時間が短くなる理由②:お客様におすすめされて趣味が増える
美容師さんの評価は、指名されるお客様の数がかなり大きく左右されます。
お客様は技術力だけでなく、会話を楽しみにしている人もいるため、趣味を共有する場合もあるでしょう。
だからこそ仕事が終わってから、趣味に時間を割く美容師さんも多く、その影響で睡眠時間が短くなってしまうわけです。
美容師さんが多趣味というのは、こういう理由があるわけですが、趣味の時間をほどほどにしてくださいね。

睡眠時間を長くして集中力をアップさせれば、趣味の時間が短くても会話の質は高くできるよ。
お客様の会話のほうを大切にしてね。
睡眠時間が短くなる理由③:美容師同士の付き合いで帰りが遅くなる
睡眠時間が短い美容師さんの中には、仲間と接する時間が長くしすぎている人もいます。
ただ仲がいい美容師さん同士なら、特に問題ありません。
ところが睡眠時間を削っても付き合いをしていると、苦痛に感じている付き合い方をしていると、逆にストレスを感じて睡眠の質まで落ちてしまいます。
いじめが起こらないようにする付き合い方をしている人は、サロンを変えてしまったほうが、後々成長できるのでおすすめです。

そんな内容を記事にしているので、睡眠不足の美容師さんは、次の記事を読んでみてね。
睡眠時間が短くなりがちな美容師さんでも長く寝るように心がける
結構前の時代では、美容師さんの間で根性論が流行っていました。
「睡眠時間を削って練習=美徳」というのは、今では時代遅れです。

元美容師としてわかるのですが、しっかり寝た日は調子がよかったのは確かだったよ。

毎日ベストコンディションで臨めば、アシスタント⇒スタイリストへ出世街道まっしぐらじゃ。
怒られてばかりで自信を無くしているアシスタントは、特に睡眠時間を見直しましょう。
その段階で美容師をやめてしまうと、後悔してしまう事ばかりが起こってしまいますよ。
それも過去に書いた記事にまとめてあるので、参考までに読んでみてみてくださいね。

とにかく辞めるのなら、スタイリストになってからです!