美容師さんが手荒れになってしまったら、とにかくよくなりたいと、身近なもので治したいですよね?
そこで候補に挙がるものがオロナイン。
僕も手荒れがひどい時に、嫁さんに提案されて、使ってみたことがあります。

確かにオロナインは肌のよさそうだし、手荒れもよくなるかも…。
そう思って使ってみたら、手荒れがひどくなってしまったんだ。

オロナインは荒れた肌をきれいにしてくれそうじゃが、意外な結果じゃな。
じゃが中には手荒れがよくなった人もいるみたいじゃぞ。
オロナイン単体ならそこまで気にならない匂いですよね。
私の場合はメンタームと自室に置いてある香水やらとのMIXだったのでなかなかお婆ちゃん風な匂いが部屋に充満してしまいましたꉂ笑⋆
私も手荒れが酷いのでオロナイン+手袋で寝てます◡̈⃝ 効きますよねぇ✧— ➳❥カカメシ (@reptile_aiki) October 31, 2019
この違いは何なのか、すごく気になりますよね?
美容師で手荒れに悩む人のために、オロナインの相性の良しあしをまとめてみました。
参考程度に見てみてください。
ちなみにオロナイン以前に、手荒れがひどくて悩んでいる美容師さんは、すぐに病院に行きましょう。
それを先に言っておきます。

自分の判断で手荒れをよくしようとしたから、僕はオロナインで悪化させてしまったんだ
病院へ行ったら、手荒れがよくなるスピードは早かったから、悩んでいる美容師さんはすぐ言ってね。
オロナインを使う前に!手荒れの美容師が保湿剤に求める基準
そもそも手荒れの原因は、手が乾燥して刺激を感じやすい環境を作ってしまうところです。
そこで美容師さんは、ハンドクリームなどの保湿剤をちょうど探していますよね?

何かいいハンドクリームないかな?

いいハンドクリームの基準を知ると、探しやすくなるよ。
詳しくはハンドクリームの記事で紹介しているので、それを参考にしてみてください。
簡単にいうと、次の条件に当てはまる保湿剤を選ぶのがおすすめです。
- 炎症が静まりやすい薬用を選ぶ
- 水に流れにくいものを選ぶ
- 量が比較的多めがおすすめ
これらの条件が当てはまる保湿剤を見つけるのは、忙しい美容師さんにとって難しいですよね?
じつはオロナインは、この条件に当てはまるのでは?と、美容師さんの間でたまに話題になるそうです。
実際に本当に手荒れに効果があるのか、オロナインの中身を見てみましょう。
美容師さんの手荒れはよくなる?オロナインについて知るのが先
人によってオロナインの効果が違うそうですが、じつはオロナインの成分や効果などを知れば、なんとなくイメージできようになりますよ。
そもそも「オロナイン=肌にいい」といった、漠然としたイメージで使っていないでしょうか?

手荒れがひどくなってからわかったけど、オロナインは軽度の手荒れには抜群に相性がいいみたいだったよ。
結論から言ってしまうと、美容師さんによくあるひどい手荒れだと、むしろ悪化させてしまうよ。
軽度の手荒れにいいというのは、オロナインは殺菌効果のある保湿剤だからです。
では具体的にオロナインの公式サイトを見て、紹介しますね。
オロナインの効果効能について
そもそもオロナインが肌にいいと言われているのは、効果効能を見ればわかります。
薬局で軟膏などの薬を選ぶ際に、ほとんどの場合が効果効能の項目を見るはずです。
オロナインの効果効能を見ると、幅広く肌の悩みを解消してくれる効果ばかりが書かれていました。
効能・効果
オロナインH軟膏をお使いいただける効果・効能のすべてです。
にきび 吹出物 はたけ やけど(かるいもの) ひび しもやけ あかぎれ きず 水虫(じゅくじゅくしていないもの) たむし いんきん しらくも
※引用:オロナイン公式サイトより
肌荒れの代表格といえばニキビや吹き出物。
これらはオロナインの効果が出せる症状なので、たくさんの人に愛用されるのは理解できますね。

だから「オロナイン=肌にいい」と、みんなイメージしているわけだね。
その効果の中には、ひび割れややけどなど、傷にも効果があるように書かれていました。
これを見れば、手荒れにも効果があるのでは?と思う美容師さんもいるのが納得です。
実際のところどうなのか、成分を見ればわかるので、もう少し具体的に見てみましょう。
少なくともオロナインは、肌の悩み全般には効果が高いのがわかりましたね。
オロナインの成分について
オロナインが肌にいいというのは、配合されている成分がいいからですよね?
どのような成分が入っているのか、オロナインの公式サイトから見てみましょう。
◎ 有効成分(1g中)
クロルヘキシジングルコン酸塩液(20%):10mg
◎ 添加物
ラウロマクロゴール ポリソルベート80 硫酸Al/K マクロゴール グリセリン オリブ油 ステアリルアルコール サラシミツロウ ワセリン 自己乳化型ステアリン酸グリセリル 香料 精製水
※引用:オロナイン公式サイトより
成分表を見る場合、1番大事になるのは有効成分です。
オロナインでは「クロルヘキシジングルコン酸塩液」という成分が、有効成分になっており、この成分について詳しく見ればどんな薬なのかわかります。
手指・皮膚の消毒、手術部位(手術野)の皮膚の消毒、皮膚の創傷部位の消毒、医療機器の消毒、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒
クロルヘキシジングルコン酸塩液は、どうやら細菌が繁殖しないようにするための成分。
つまりオロナインは、殺菌効果のある保湿剤だと思っていいわけです。

そもそも肌の悩みのほとんどが、保湿をするときれいになるよね。
しかもそれに殺菌効果が付いているなら、荒れる心配もないわけだね。
しかもニキビなどの吹き出物は、細菌によって起こる症状のひとつ。
つまり殺菌効果があるオロナインは、それで肌をきれいにしています。
ところが手荒れに関して言えば、個人的にあまりいい印象がありませんでした。
美容師の手荒れを解消するためにオロナインを使った結果
少なくともオロナインを使い出した僕は、成分や効果を意識せず、イメージだけで使っていました。
これが手荒れを悪化させた原因ですね。

オロナインを使えばきれいになるだろ…。
(次の日)
かゆみが増して、手荒れがひどくなった!
悪化したのでオロナインについて詳しく調べてみると、手荒れが悪化した原因がわかりました。
それはオロナインが保湿剤としての効果が、強かったからです。
手荒れが悪化した原因を成分から見てみた
保湿剤としての効果が強いと、なぜ美容師である僕がわかったのか?
それはひとつずつ成分を調べると、誰でもわかるからです。
そもそもオロナインの成分そのものの数が、あまり使われていなかったのが、不幸中の幸いでしたね。
※リンクは引用元になっています。
- クロルヘキシジングルコン酸塩液(20%):…殺菌効果
- ラウロマクロゴール…調整剤
- ポリソルベート80…乳化剤
- 硫酸Al/K…収れん剤
- マクロゴール…皮膚保護剤
- グリセリン…湿潤・粘滑剤
- オリブ油…保護剤
- ステアリルアルコール…保湿剤
- サラシミツロウ…調剤剤
- ワセリン…皮膚保護剤
- 自己乳化型ステアリン酸グリセリル…乳化剤
有効成分を除けば、ほとんどの成分が保湿剤です。
またその他の成分については、添加物としての扱いになっています。
これも科学成分がほとんどなので、このちょっとした刺激で、手が反応してしまったわけです。
つまり美容師さんが起こしてしまう、ひどい手荒れだと、悪化する理由が理解できますね。
保湿としての効果は高かった
とはいえ、オロナインを塗って寝た場合は、手が乾燥することはありませんでした。
そもそも手荒れの原因は、手が乾燥して刺激に反応して、手が荒れてしまいます。
僕のようなアレルギー性の手荒れだと、オロナインはあまりよくありませんが、乾燥によって手荒れが起こる刺激性のタイプとは相性がいいでしょう。

もちろん自分の判断でオロナインを使うのは、個人的におすすめできないよ。
手荒れがひどいと感じたら、絶対の病院で診てもらったほうがいいよ。
手荒れ美容師が使った結果:オロナインは予防としては効果大
手荒れを自分ひとりで対処するには、予防から力を入れておく必要があります。
そこでオロナインは最高の塗り薬でしょうが、悪化した手荒れにはむしろ最悪の相性でした。

治りかけてた手荒れが、逆戻りしたくらい相性が悪かったよ。
使いたい美容師さんは、絶対の病院の先生に相談してからがおすすめだね。
保湿剤がたくさん使われており、殺菌効果があるからオロナインは人気があります。
細菌によって肌荒れを起こした時に使い、手荒れだからと安易に使わない事をおすすめしますね。