解散してしまって、今では活動をしていないSUPER BUTTER DOG。さまざまなアルバムを出していますが、個性的な曲を多くてかっこいいバンドです。
じつはそのメンバーには、ハナレグミやレキシといった今でも活動していて人気が高い人たち。僕自身が気に入っている曲が多いので紹介しますね。
SUPER BUTTER DOGは解散してしまいましたが、その解散の時には多くの人たちに惜しまれていたといいます。それくらい当時から人気が高く、今では現役で活動をしているメンバーもいるんです。
このバンドの大きな特徴は、演奏力と曲のジャンル。今でもここまで本格的なファンキーな曲を出している人は少なく、さらに技術が抜きん出たメンバーが集まっているバンドは少ないでしょう。
だからこそ僕もSUPER BUTTER DOGにハマってしまい、たまに今でも車で聞いています。その中からおすすめの曲を紹介しますね。

5人もメンバーがいて、全員の演奏がうまいのとか反則だわ…
今はハナレグミやレキシなどレベルが高いメンバーが組んだバンド
SUPER BUTTER DOGとは96年にインディーズでデビューして、2008年に解散した5人組のファンキーバンド。
もともとはツインボーカルで女性がメンバーとして在籍していましたが、途中で脱退して5人組になりました。
メンバー間の仲は良かったそうですが、活動を5年ほど休んだあとに、再び結成したらバランスが埋まらなかったそうです。
よくミュージシャンが解散する時に耳にする理由ですよね?5人もメンバーがいてセンスが全員いいと、なかなかまとめるのが難しいのでしょう。
センスがいいというのがわかるのは、メンバーの経歴を調べるとすぐにわかりました。今でも活動しているメンバーは、何気にすごい人たちとの繋がりがあったんです。

すごいメンバーが集まっているからこそ、当時の人気がすごかったのがわかりますね。
ハナレグミとはSUPER BUTTER DOGのボーカルだった永積タカシ
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まずバンドの顔となるSUPER BUTTER DOGのボーカル。それが永積タカシ。この人は今ではハナレグミという名前で、ソロで活動をしています。
交友関係も広く、東京スカパラオーケストラというバンドの、ゲストボーカルを務めた経験もあり、楽曲提供もたくさんの有名アーティストにしていました。
ボーカルとしての実力もかなり高く、ハスキーボイスでその声に癒される人もたくさんいたはずです。
ハナレグミとして作った曲も、たくさんの有名アーティストがカバーしているのもその証拠。小泉今日子や武田雅治などですね。
ハナレグミも好きな曲が多いのですが、個人的にハマったのは光と影。歌詞や言葉の使い方が独特で、永積タカシさんの歌声とマッチしていて、聞き惚れてしまいました。
レキシとはSUPER BUTTER DOGのキーボード担当だった池田貴文
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SUPER BUTTER DOGはファンクバンドなので、キーボーが必要になってきます。そこで活躍したのが池田貴文。今ではレキシとして活動をしています。
もともと以下で紹介する竹内と沢田が中学校の同級生。タレントのいとうせいこうさんからは、面白いアーティストとして紹介されていました。
SUPER BUTTER DOG活動を休止しているとき、これも有名なバンドである100s(ひゃくしき)というバンドで、キーボードをしています。
さらにスネオヘアーのサポートで活躍しており、これだけでもレベルがどれだけ高かったかわかりますよね?
SUPER BUTTER DOGが解散した後に、レキシとしてデビューし、ソロですがオリコンでトップ10入りをしています。何気に役者としてもデビューをしており、多才なところも魅力的ですね。
SUPER BUTTER DOGのリーダーだった竹内朋康は各有名人のサポート演奏
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SUPER BUTTER DOGではギターを担当して、リーダーとしても活躍した竹内朋康。この人もかなりのセンスの持ち主なのがわかります。
それは演奏を聴いていてもわかりますが、バンドを解散した後に椎名林檎や堂本剛、安室奈美恵や忌野清志郎などに楽曲提供をしていました。
個人としてはソロデビューをしていましたが、とくに話題になったのが、ラップグループでもあるライムスターのメンバーと組んだマボロシ。
椎名純平ともグループを組むなど、さまざまなアーティストとも交流が深く、技術力が高いのもわかりますね。
SUPER BUTTER DOGのベースTOMOHIKOはライムスターとの関わりも
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SUPER BUTTER DOGのベースとして活躍したTOMOHIKO。この人も解散後は、ラップグループのライムスターのツアーで一緒に活動を共にした経験があります。
もともとSUPER BUTTER DOGの、CDジャケットのコンセプトを担当しており、デザイン性のセンスがありました。
今では「TOMOHIKO a.k.a HEAVYLOOPER」という名前で活動をしており、DJやイベントの主催までやっているそうです。
センスがある人は何をやってもうまくいくようになっているんですね…。ちなみに永積タカシさんの奥様でもある原田郁子さんがボーカルのクラムボンとは、同級生らしいです。
SUPER BUTTER DOGのドラム沢田周一は高野寛のツアーに?
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SUPER BUTTER DOGではドラムスを担当。この人は他のメンバーとは違い、解散後は表舞台ではあまり目立っていないようです。
じつは実力が低いわけではなく、逆に有名アーティストである高野寛さんのツアーを一緒に回っていた経験もあります。何気に堂本剛さんのツアーにも参加。
実力はむしろ高いといっていいでしょうが、メンバーとの唯一の違いが無口。SUPER BUTTER DOGのDVDでメンバーがしゃべっている中、沢田さんはほとんど口をしていません。
しゃべるのが得意でないのかわかりませんが、調べると今では地元に帰省しているようですね。
とくにクセが強いSUPER BUTTER DOGのおすすめ曲を紹介!
メンバーの実力が高すぎるSUPER BUTTER DOG。実力があるからこそ、ちょっと変な曲を作っても、かっこよく聞こえてしまうのが、このバンドのすごいところです。
もともとファンクバンドということで、今のバンドでも聞けない曲を作っていました。今のバンドは聞き飽きたという人は、SUPER BUTTER DOGがおすすめ!演奏力が高いので、聞き惚れてしまいますよ。
歌詞に意味がない:マッケンLO
この曲の歌詞をよく聞いてみてください。何の歌か全然わかりませんから(笑)。それでも聞き入ってしまうのは、演奏力がかなり高いからなんですよね…。
SUPER BUTTER DOGがライブでこれを歌うと、お客さんはかなり盛り上がってしまうほど、ファンの間では名曲といわれてします。
僕自身SUPER BUTTER DOGを知ったのは、解散してしまった後なので、ライブに行ったことがありませんがこの曲を生で聞きたかったな…。
今でも歌っている:Funkyウーロン茶
この曲もかなりファンキーな曲。「○○したら流し込むだけ」と、「イーアルファンキーウーロン茶」という歌詞が、淡々と繰り返すだけなんです。
クドいみたいですけど、それなのに聞いていられるのは、すべてのスキルが高いからなんです。ちなみにどのSUPER BUTTER DOGの曲に言えますが、PVも面白く見られますよ。
Funkyウーロン茶の場合は、中国のカンフーのようなイメージで映像が流れます。それをメンバーが楽しそうに映っているのも、見ていて飽きないですね。
聞きほれてしまうSUPER BUTTER DOGのおすすめ曲ってあるの?
SUPER BUTTER DOGをよく知らない人は、個性的な曲ばかりを作る人なんでしょ?と思ってしまいますよね?僕自身も最初はそう思ったのですが、じつはそうでもないんです。
曲を聴いていて感動したい時もありますよね?そんな時でもSUPER BUTTER DOGを聞いても満足できます。
もともとボーカルである永積タカシさんは、ハスキーボイスで癒し系の歌声の持ち主!だからこそ聞き惚れるほどの歌が聞けますよ!
SUPER BUTTER DOGの解散前に作られた曲:サヨナラcolor
この曲はさまざまな人の心に、グサッと刺さった名曲といっていいでしょう。とくに有名なのが、竹中直人さん。俳優としても有名ですが、映画監督としても活動していますよね?
サヨナラcolorを聞いた竹中さんは心に響いたのか、この曲のとおりに映画を作りました。それが以下にあるDVD!曲を作って映画ができてしまうなんてすごいですよね?
しかもこの曲が作られたのは、SUPER BUTTER DOGとしては最後の曲。つまりそういう意味で作った曲なのかもしれないですね。
ちなみに歌詞は以下のような内容。正直者はバカを見るではありませんが、まっすぐ自分の意見をもって生きていくのは難しい。でもそれが大切なことであり、サヨナラをする場合もある…。
そう僕は思ったのですが、皆さんはどのようなイメージがわきましたか?たくさんのアーティストがカバーしている曲でもあります。壁にぶち当たっている人は、聞いてみると身に沁みますよ。
そこから旅立つことは
とても力がいるよ
波風たてられること
きらう人 ばかりででも君はそれでいいの?
楽がしたかっただけなの?
僕をだましてもいいけど
自分はもう だまさないでサヨナラからはじまることが
たくさんあるんだよ
本当のことが見えてるなら
その思いを僕に見せて
聞いていると考え深い歌詞:5秒前の午後
この曲はサヨナラcolorほどしっとりはしていませんが、他のファンクな曲に比べて歌詞にしっかり意味があって、ちょっぴり切ない感じがあります。
永積さんの歌声もあってか、聞いていると考えてしまいそうな内容に聞こえるんですよね…。たぶんラブソングなのかな?でもとらえ方を変えると、メンバー間の出来事でもあるような…。
要するにサヨナラcolorと同じで、何かを伝えるのは難しいというのを表現しているだと思います。
聞いていると考え深くなってしまうおすすめの曲ですが、個人的にSUPER BUTTER DOGとしてなら、サヨナラcolorよりもこっちが好きです。
個人的に何度も聞いてしまうSUPER BUTTER DOGのおすすめ曲
まだまだSUPER BUTTER DOGの曲はあるのですが、個人的にかっこよくておすすめ!と思った曲があったので紹介します。
基本的にファンクな曲とは、ノリがよくて聞きやすい曲ばかりなので、落ち込んだ時やテンションが高い時に聞いてもおすすめ!さらにメンバーの演奏力にも注目です。
ノリと演奏力がすごい曲:真夜中のスーパーフリーク
※動画がなかったのでコピーバンドです。
真夜中のスーパーフリークは、すごくアップテンポでノリがすごい曲。演奏力も半端なくうまくて、ギターからドラム、ベースなど全部かっこよすぎ!
しかもファンキーなバンドなだけあって、永積さんが歌詞を考えていたら、お母さんが歌詞をアドバイスして作ったなんて裏話も…。
さまざまなところが他のバンドにはない面白さがあるのに、かっこいいなんてズルいですよね?印象に残ったおすすめの曲のひとつになりました。
いろいろな音が聞こえてきて楽しい:Yo!兄弟
※動画がなかったのでコピーバンドです。
永積さんの歌声が光る曲なのですが、それ以上に演奏力も見所な曲がコレ!ドラムの音から始まって、いろいろな楽器の演奏が聞こえてきて、楽しくなってしまいます。
ギターもそうですが、キーボードの音もキレッキレでかっこいい感じ。ライブで聞いたら絶対盛り上がるだろうな…。生の演奏で聞いてみたいと思ったおすすめの曲です。
何度聞いても聞き飽きない:ゆっくりまわっていくようだ
初期のアルバムで登場しているファンク色が強い曲。この頃には女性のメンバーもいて、この方の歌声もレベルが高くて、永積さんの声とマッチしています。
途中で脱退してしまっていて残念ですが、本格的なファンクバンドのオーラを感じるでしょう。6人のメンバーがいて全員が演奏力の高いバンドなんて、他にはなかなかないですよね?
途中のギターソロもキレッキレで、何度も聞きたくなってしまうおすすめの曲ですよ。
永積タカシさんの歌声に注目:あいのわ
この曲はハナレグミとして活動している今のCDにも収録されている曲。どちらかというと歌詞を重視したハナレグミのような感じです。
上記で紹介したおすすめの曲以外にも、しっとりとした歌がたくさんあるのが、人気のあるひとつの要因。アップテンポな曲で盛り上がったとしても、ずっと同じような曲をしても飽きてしまいますよね?
だからこそしっとりとした曲も必要ですが、そのレベルまで高かったら、より印象に残るでしょう。
SUPER BUTTER DOGの曲はどの曲もレベルが高いからおすすめ
おすすめの曲が多いアーティストはあまりいませんが、SUPER BUTTER DOGは例外。かっこいい曲が多くて今でも聞いてしまいます。
聞き惚れてしまう曲も数多く、解散してしまったのが残念ですが、今でも活躍しているメンバーの曲を聴いていると、何気に面影を感じられてその曲にもハマってしまいそうです。
歌だけでなく、演奏のレベルが高い曲を探しているなら、SUPER BUTTER DOGを聞いてみましょう。

音楽そのものにハマったのが遅かったからな…早くに出会っていたらライブに行ってたわ…