お子さんができた方なら誰でも動画として、その成長を残したい人も多いでしょうが、そのビデオにはファイルの形式があるのを知っていますか?そのうちの一部が「AVCHD」と「MP4」。
それぞれいいところもありますが、今ではスマホで動画を見る人も多いでしょう。じつはAVCHDは、iPhoneなどのスマホに対応していません。
ということはビデオで撮影した動画をスマホで見るには、ファイルの種類を変換しないといけないわけです。

簡単にいうとエンコードとも言いますが、パソコンを使えば変換するのは意外と簡単ですよ!
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AVCHD動画は高画質だけどiPhoneなどのスマホで見られない…
ビデオで撮影したエンコードはAVCHDになっており、ビデオそのものはこのほうが都合がいいから、AVCHDになっているんですよね!基本的にSonyやPanasonicの機種には、このエンコードとなっているため、注意が必要です。
僕が使っているGF1もPanasonicのミラーレス一眼。ビデオも撮れるから使い勝手がよさそうと思って買ってみたのですが、撮った動画をスマホで見ようとしたら見られませんでした…。
じつはiPhoneなどのスマホは、MP4というエンコードに対応しており、変換しないと表示すらしてくれません。
愛機GF1でAVCHD動画を撮るようになったけど何かと不便
Panasonic製のミラーレス機は、Lumixという機種で統一されており、僕が使っているGF1もその一種。古い機種ですが、AVCHDの特徴でもある、高画質で動画が撮れるも魅力なんです。
ところがGF1で見る分にはいいのですが、他の端末で動画を見たくてSDカードを入れ替えても読み込みません。つまりAVCHDの欠点は、以下でも紹介しますが、使える機種があまりないところなんです。
高画質でビデオが撮影できるのはうれしいのですが、なんとも言えませんね。いいところもあれば悪いところもあるのは、昔からよく言われていますが、せっかくビデオを残しても使いにくいのでMP4に変換するべきですよね…。
ビデオでの撮影は長時間撮影できるメリットがあるけどデメリットも多い…
AVCHDのメリット
- 動画が高画質で撮影できる
- DVDなどの媒体に記録可能
AVCHDのデメリット
- パソコンでは専用ソフトが必要
- スマホなどの媒体は読み込めない
- ネット関連にも弱い
- ファイルそのものが大きすぎる
MP4のメリット
- スマホやパソコンでも気軽に見られる
- サイズが小さいからたくさん保存可能
- MacとWindows両方とも使える
- 音声や静止画にできるから編集しやすい
MP4のデメリット
- ハイビジョンではない
- 大きいサイズの撮影にも不向き
- 音が固く聞こえてしまう
ちなみにiPhoneなどのスマホでは、MP4というエンコードで見られますが、AVCHDと何が違うのか気になりませんか?じつはこれらにはメリットがありますが、とくにAVCHDにはデメリットが際立っている気がします。
これは個人的な意見ですが、スマホをよく使う人にとって、MP4に変換するのは魅力を感じますよね?
- 本格的な撮影をするならAVCHD!
- スマホを使う庶民派ならMP4!
ぼく個人の感じたイメージだと、こんな感じですね。ハイビジョンできれいに撮影した動画を、大画面で見るなら圧倒的にAVCHDが有利ですが、スマホで見られたらいい!というなら、MP4に変換したほうが使い勝手がいいでしょう。

GF1は使い勝手がいいけど、変換するのは面倒だな…
AVCHDで撮った動画を見る場合は変換するのがおすすめ
AVCHDで動画が保存されてしまう、僕の愛機であるGF1。PanasonicやSonyのビデオカメラを使っていたら、誰でもぶち当たる壁となるでしょう。
iPhoneなどのスマホを使って、ホームビデオを楽しみたいのなら、すぐに変換ソフトを手に入れるのがベスト!動画を撮った形式がAVCHDだったからと、諦めるのはまだ早いですよ。
意外にも簡単に変換できてしまうので、以下のものを準備してみてください。最小限あればいいものを紹介するので、もしAVCHDで撮ったビデオを、スマホで見たいのならおすすめです。

もし気軽にAVCHDの動画が変換してスマホで見られたうれしいですよね?
変換するときはスマホのアプリではできない!パソコンを用意するべし
簡単に変換できるからといって、スマホのアプリで変換できるものがあるかといえば、そうではありません。
もともとスマホに動画を入れていたとしても、読み込みすらしてくれないですから、そんなアプリがあったとしても使い物になりません。
つまりAVCHDをMP4に動画を変換する場合は、必ずパソコンが必要になってきます。もちろん高性能なパソコンでなくても、変換ソフトがあれば問題なく動いてくれますよ。
必要なものは変換フリーソフト!フォーマットはMP4に間違えないように!
そしてその肝心の変換ソフトは、フリーソフトでも問題なく使えるでしょう。もちろん有料のソフトを使えば安心してAVCHDを変換できますが、初めて動画を変換するなら、ちょっと敷居が高くて迷ってしまいますよね?
気軽に動画を変換できるので、フリーソフトで十分です。1度フリーソフトを使ってみて、気になるところがあるなら、有料の変換ソフトに変えてみても遅くはありません。
ちなみに僕もフリーソフトを使っていますが、スマホで見る分には、とくに気になるところはありませんよ。
- ネット環境に繋がったパソコン
- AVCHDをMP4に変換するフリーソフト
おすすめのAVCHD動画変換フリーソフト:HandBrake
その僕が不満なく使っているフリーソフトが「HandBrake」。海外のフリーソフトなので、英語表記になっていて不安になるでしょうが、必要最低限の英語がわかっていれば、何となくわかりますよ。
なんと対応OSはMacやWindowsはもちろん、Linuxも使えてしまいます。これさえ使えばAVCHDを、MP4に動画を変換できてしまうので、とりあえず安心です。ちなみに使い方も紹介しておくので、気になる人は使ってみてくださいね。

フリーソフトだから失敗しても問題なし!
AVCHD動画変換フリーソフト「HandBrake」の使い方
スマホでは読み込みができないAVCHDを、MP4に変換できるHandBrake。このフリーソフトも魅力といったら、なんといっても無料で使えてしまうところですよね?
ちなみにこのフリーソフトの特徴といえば、調べてみると以下のようになっていました。
- フリーでオープンソース
- マルチプラットフォーム対応
- Windows/MAC/Linuxに対応
- 映像コーデックは、H.265/H.264/MPEG-4/MPEG-2/VP8/Theora(VP3)に対応
- 音声コーデックは、AAC/MP3/AC3/DTSに対応
- 日本語にも(一応)対応している。
- 日本語版は、バージョン0.9.5から更新がストップしたままなのでオススメじゃありません
- 最新版(英語)の方が機能も充実していて、使いやすいです。
- エンコードが早くて、動作が安定している。
- QSVにも対応している(日本語版では対応していません)。
これらの特徴を見ていると、このフリーソフトはAVCHDやMP4以外のエンコードにも対応しているところ。
つまり動画を撮ったとしても、僕のようにとくに詳しくないにしても、迷ったらこのフリーソフトを使っていたら問題ないというわけですね。そんな変換ソフトであるHandBrakeの使い方を、少しだけ紹介したいと思います。

とくにこだわりがないのなら、このフリーソフトで十分使えます!
①ダウンロードしたら「Or drop a file or fojder here…」に動画をドラッグ
まず以下のリンクでHandBrakeをダウンロードしてください。公式ページなので安心してダウンロードできますが、海外のフリーソフト。すべて表示されているのが、英語になっています。
焦らず「Download HandBrake 1.1.2(今の時点では)」をクリックして、パソコンに取り込みましょう。
そして使えるようにこのフリーソフトをインストールしたら、画像のように「Or drop a file or fojder here…」というところに、変換したい動画をドラッグしてください。
これで読み込みが開始されて、動画の一部の画像が出て来るはずです。
②「Presets」をクリックして「Legacy」の中のスマホの機種を選択
その画像をチェックして変換したい動画か確認したら、Presetsと書かれたメニューをクリックし、Legacyというところにマウスを持っていきます。そしたらスマホの機種が書かれているので、お持ちの機種をクリックしてみましょう。
そしたら自動でAVCHDがMP4になっているはずです。僕が使っているiPhoneはMP4だったので、ほとんどの機種はMP4になるのかわかりませんが、少なからずスマホに対応したエンコードに変換されるでしょう。
③下にある「Save AsのBrowse」をクリック!保存先を選択!
次に1番下にあるSave Asのメニューを確認したら、おそらく何もしていないなら、空白になっています。
その1番左に「Browse」と書かれているので、そこをクリック!この作業は僕であればMP4に変換した動画ファイルを、どこに保存するのかを決めるんです。
どこに保存したかわからなくなる前に、わかりやすくフォルダ名を作っておくのが無難!その部分を保存先に決めておけば、スマホに移動する作業の段階で、探す手間を省いてくれますよ。
④「Start Encode」をクリック!しばらくしたら完成!
ここまで来たらもう変換されるのを待つだけ!1番上の中央付近にある「Start Encode」をクリックすれば、1番右下の部分が動き出して、動画を変換し始めます。
ちなみに僕がGF1で撮った動画は、基本的に2分以内で区切って、SDカードに保存していました。そのAVCHDファイルを、MP4に変換したときの時間は数分くらい。
ちなみにsurface laptopを使っているのでそれなりの性能のパソコンですが、性能が悪すぎないパソコンなら、変換にそこまで時間もかからないでしょう。

ただドラッグしてスマホの機種を選択してスタート!これだけでMP4にできちゃうなんて…。
- Or drop a file or fojder here…に変換する動画をドラッグ
- PresetsをクリックしてLegacy内にあるスマホの機種を選択
- Save As欄のBrowseを押して、変換した後の動画の保存先を選択
- Start EncodeをクリックしたらMP4に変換完了!
AVCHDで撮ったビデオをchromecastでテレビに映せば楽しくみんなで見られるぞ!
完成したMP4になった動画を僕はOneⅮriveに一旦転送しておいて、必要な動画だけをスマホに保存しています。i
PhoneなのでiTunesから送らなくても、すごく個人的に楽だと思ってやっていますが、逆に面倒だろ!と思う人も多いでしょうからお任せしますね(笑)。
そのMP4に変換できた動画をスマホに保存できたら、そのままスマホで楽しんでいいですが、どうせなら大画面のテレビで見てみたいですよね?そんなときこそchromecastがちょうどいいですよ!
もともとYouTubeをテレビで娘に見せてやりたかったので、手に入れることにしたchromecastですが、使い方によったら撮影した動画もテレビで見られます。これにはアプリが必要なので、そのあたりは別の記事にまとめておきますね。
それさえ使えばMP4の動画なので、少し画質は劣りますが、それでも十分にきれいに動画を楽しめますよ。もともとテレビの大画面ですから、それだけでもビデオは楽しめるんですよね!

だって思い出が詰まった動画なんですもの!
GF1なら写真を撮りながら高画質なビデオも撮れるからちょうどよかった!
僕が使っているDF1は、AVCHDの形式ですが、動画が撮れるだけでなくて、写真だってそれなりにきれいに写せてしまうミラーレス一眼。
だからこそ愛機として使っているのですが、本体が手振れ補正がついていない、かなり前の機種になります。
たしかにフリーソフトでAVCHDがMP4に変換できて、スマホで気軽に動画が見られてしまうのはうれしいですが、もっときれいに撮影できたらな…とその動画を見て思いました。
スマホで見てもブレている動画ってどうなのよ!と思いましたが、僕の腕が悪いからだよな…と思いつつも、スマホで撮影した動画が見られるのはうれしいものです。
ビデオカメラを持っている人は、ぜひフリーソフトをダウンロードして、スマホで動画を見てみてください。
意外にも気軽に高画質な動画が見られて、とくにお子さんがいらっしゃる人は、みんなに喜んでもらえますよ!パソコンとネット環境さえあれば、すぐに始められます。

ちなみに娘は自分の運動会の動画をやたらと見ています。