PanasonicはLumixというデジカメを出しています。最新のカメラだけあって、設定がたくさんあって使い方が分かりにくいでしょう。
そこでよく僕が使っているLumixのGF1を使って設定や使い方を紹介します。ミラーレス一眼の使い方がメインになるので注意してくださいね。
今のカメラにはダイヤル状になっているところをいじって設定する、「モード設定」なるものがあるんです。
しかしその部分を見ても、アルファベットが書かれているだけで、使い方がわからない…なんて思う人も多いでしょう。僕もよくわからずLUMIX のGF1にあるモード設定を使っていました。

ネットに書かれている情報をもとに、「初心者はAという設定を使うといいよ!」なんて書かれていたの…。
でも使っているうちに設定の意味が少しずつわかってきて、GF1を触るのが面白くなってきたので、ここで僕のわかる範囲で紹介しますね。

あくまでPanasonicが出しているLUMIXのGF1のモード設定なので、他のカメラの表示とちょっと違うかもしれません。
LUMIXのGF1はダイヤルでモード設定ができる
LUMIXのGF1はミラーレス一眼。コンデジと違っていい写真が撮れるように、状況によってモード設定を変えて、写真が撮れるようになっています。
全部で9個あるのですが、今でも使っているのは4個。使いだして5年以上はLUMIX のGF1を使っているのですが、それほど豊富なモード設定があるだけに、使いこなすのは至難の業です。
- マニュアルモード【M】
- 絞り優先モード【A】
- シャッター優先モード【S】
- インテリジェントオートモード【iA】(自動撮影)
でもある程度使っていくうちに、意味がわかってきて、すごく写真が撮るのが楽しくなってきています。
僕のような素人には、こんなモード設定の意味が分かるだけでも、楽しくなってしまうんです!

一時期はレンズ沼に落ちかけました。でもそれくらい楽しい!
モード設定をいじって写真を撮る前に知っておくべきこと
ではなぜモード設定の意味が、わかるようになったのか?それはモード設定の意味を知る前に、基本的なことがわかっていなかったんですよ…。
言葉の意味はわかっていたのですが、GF1を実際に使って意識できていませんでした。以下のことをしっかり頭に入れて、モード設定を選択すると、使いやすくなりますよ。

無知だったから豊富なモード設定を、無駄にしていたんだよ…。
シャッタースピードってどんなもの?
シャッタースピードとは、シャッターが閉じるスピードの設定のこと。シャッターが閉じたらレンズ内に光が閉ざされるので、暗くなってしまいます。

でもずっとシャッターが開きっぱなしだと、ブレブレの写真が撮れるんじゃ。
そもそも光がたくさん入ったほうが、きれいな写真がとれやすいのに対して、ぶれるという難しいバランスに悩まされていました。
しかもどのモード設定を使ってシャッタースピードをイジっているのかさえも、よくわからず使っていたので、あくまで理論上の話だろ…なんて聞き流していたんです。
このシャッタースピードは、かなりカメラでは重要な設定。
このバランス問題を解決してくれるのが、液晶に表示されている露出計。これを見てレンズに入る光の明るさがどれくらいか確認しながら、シャッタースピードを変えましょう。
ちなみにシャッタースピードの表示は、露出計の近くにあります。PanasonicのLUMIX なら中央の「-3・0・+3」と書かれているメーターのような表示が露出計。

その横のケタが大きい数値になっているところがシャッタースピードです!
なるべくブレずに写真が撮りたいのなら、数値を高くしておけばOK!すぐにシャッターが閉じてくれるので、ブレることはありません。

でも写真自体の明るさが、暗くなる場合があるじゃろ?そんなときは以下の設定を変えるんじゃ!
ちなみに逆に躍動感を出すために、わざとブレた写真を撮る場合もあります。そんなときは数値を低くすれば問題なし!明るくなりすぎるでしょうから、これも以下の設定を変えましょうね。
F値ってどんなもの?
F値とはシャッター部分のしぼりのこと。数値が低いと明るい写真が撮れます。これも露出計の近くに表示されているので、チェックしてみてくださいね。
GF1なら先ほど紹介した、シャッタースピードの横の1.7などと書かれている、数値が低い表示がそうです。
この数値が低ければ低いほど、光がたくさん入っているので、背景がボケやすい写真が撮れます。

逆をいうと明るくしたいのなら、極限まで数値を低くしてしまえばいいわけじゃ。
さらに背景をボケささずに、すべてクッキリ写真を撮りたければ、数値を高くしましょう。もちろん暗く設定したくても、数値を高くするといいですよ。

でもこれでも、うまく明るさを調整できないのであれば、以下の設定を調整しましょう。
ISO感度ってどんなもの?
主に写真の明るさを変えてしまう設定が、このISO感度。言ってしまえば、明るさ調整を変えたければ、この設定をメインに変えるのもひとつの手です。

露出計を見比べてもらえばすぐにわかりますが、同じシャッタースピードとF値でも明るくなるんだよな…。
ISO感度が高い数値で設定していると明るい写真が撮れてしまい、数値が低めだと暗めの写真になってしまいます。
逆をいうと屋外のような明るい場所では、レンズのなかにたくさん光が入ってしまい、どうしても暗めに設定しないといけません。
暗い室内だとISO感度は、高めに設定してしまいましょう!
しかしここで大きな問題が…。GF1はPanasonicのLUMIXの中でも、古いミラーレス一眼。
LumixのGF1はISO感度の数値の限界が、1600までしかありません。最新機種なら3000台までは上げられるので、暗くてもきれいな写真が撮れてしまいます。

でもGF1はあまりに暗い場所だと、ISO感度が上げられないから、暗めな写真になるの…。
しかも1600だとノイズが出てしまい、800くらいまでが実質の限界です。これを知ったうえでLUMIX のGF1を使うようにしましょう。

通販で格安になっているのは、これが原因か…。でも暗い場所でなければ問題なしだぞ!
Lumixのモード設定を紹介!興味ある人は要チェック!
ではモードダイヤル設定の紹介をしますね。ここまで知って、やっと設定がある意味がわかると思います。
もちろん設定なんてどうでもいいよ!写真が撮れればなんでいい!なんて人は、とくに気にする必要はありません。下記に書いたような人はお付き合いくださいませ。
- とにかく写真にこだわりたい人
- カメラの設定ってなんであるの?
- 僕オタクなんです…デュフフ…
シャッタースピードとF値を変えられる:マニュアルモード【M】
ということでまずは、マニュアルというモード設定を紹介します。上記で詳しく紹介した意味は、むしろこのマニュアルモードのために説明しました。
今僕はこのモードで写真を撮るのに、すごくハマってしまっています。だって設定を変えるだけで全然違うのですもの!
そもそも写真がきれいに撮れるかどうかは、上記の写真にある露出計を見て確認して設定します。ちょっとでも変になってしまうと、真っ暗な写真や真っ白な写真になってしまいます。
逆にいえば、普通に風景でもちょっと味にある写真だって、できてしまうんです!これがすごく楽しいですよ!

マニュアル設定を知ってしまうと、カメラの楽しさが数倍増えました。
マニュアルモード【M】はどんな写真を撮るときに使うモード設定?
マニュアルモードは、どちらかいうとあまり動かないものを撮るのには重宝します。だって設定をして写真を撮るわけですから、動いているものだと時間がかかってしまう…。
でも僕は動き回る娘を、このマニュアルモードで頑張って撮っていいます。撮ろうと思えば、LUMIX のGF1なら撮れてしまうんです。
それはGF1には右上の隅のダイヤルを回せば、シャッタースピードとF値を設定できるから。

ダイヤルを押せば切り替えができるから、ササッと露出計を見ながら明るさを設定するんじゃ!
あとはピントを合わせてシャッターを切れば完成!ちなみにRAWに設定しておけば、あとで編集ができてしまうので、ちょっと失敗してもキレイになってしまいますよ。

この作業をしているときが、1番楽しいんだけど!
- すべて自分で設定できるモード
- とにかく雰囲気を変えるのにもってこい!
背景をぼかすのに集中したいなら:絞り優先モード【A】
次は【A】と書かれているモード設定!
僕はここ最近まで、使い方を深く知らずに使っていたモードが、この絞り優先モード。

とにかく深く考えなくても、背景がぼけてくれるので、楽ちんですよ!
でもF値だけ変えていたら、暗い写真ができてしまうのでは?と思うでしょう。じつは右隅にあるダイヤルを押すと、「露出補正」というモードに変わります。
そうです!場所によって明るさが変わるのではなく、明るさを自分で変えるようになっているんです。
つまり暗い場所でも、ある程度なら明るくできてしまうので、気軽に撮れるモードといっていいでしょう。

初めてGF1触るならこのモードがおすすめじゃな!
絞り優先モード【A】はどんな写真を撮るときに使うモード設定?
絞り優先モードは、なんといっても背景をぼけさせるためのもの。F値を変えるだけなので、それ以外は自動なのですごく楽ちん!
動かないものを撮る場合は、マニュアルモードを使えばいいので、基本的に動いてしまうものを中心に撮るといいでしょう。

使い勝手がいいのはたしか!
- 背景をぼけさせるのに集中するための設定
- 背景をぼけさせたいけど、動いているものを撮るときに重宝する!
- 初心者にはちょうどいいモード設定!
動くものをうまく撮れるようになる:シャッター優先モード【S】
モードダイヤルをみて【S】と書かれているところは、シャッター優先モード。
逆にシャッタースピードが設定できるので、動きのあるものを撮ると、躍動感がある写真が撮れるようになります。
もちろん明るさは、「露出補正」でダイヤルを回して設定。暗くなりそうなら、露出計の+のほうへメーターを上げましょう。

簡単そうに撮れそうじゃろ?でもシャッタースピード優先モードは、ブレブレの写真が撮れてしまう可能性があるんじゃ!
数値がどれくらいで、どのような写真が撮れるかわかるまで練習して、本番に挑みましょう。

えらそうに紹介していますが、僕も全然うまく撮れません(笑)
シャッター優先モード【S】はどんな写真を撮るときに使うモード設定?
動くものを躍動感が出るように撮る、モード設定といっていいでしょう。ですから、お子さんの運動会やお遊戯会などがおすすめです。
また自然のパワーを表現するために、川や滝などが動く写真だって撮れてしまいます。さらに夜に走る車のライトを、撮っている人もいました。
使い方はさまざまなので、慣れてしまえば表現力が広がります。先ほども紹介したように、ぶれやすいモード設定なので、三脚を使うのがおすすめです。

使いこなせるようになれば、世界が変わるんだろうな…
- 躍動感や不思議な雰囲気などを出すための設定
- 運動会や夜景撮影、自然を撮るときにも有効!でも三脚必須!
すべて自動で設定してくれる:インテリジェントオートモード【iA】
このモード設定は、PanasonicのLUMIX以外のカメラには、搭載されていないモード設定でしょう。インテリジェンスオートモードといって、ダイヤルには【iA】と書かれています。
言ってしまえばすべて自動でしてくれる、モード設定といっていいでしょう。
設定をいじらなくていいので、本当にカメラ初心者や、動画を撮るときのは最高に使い勝手いいですよ!

僕は基本的に動画を撮るときに使っています。
インテリジェントオートモード【iA】はどんな写真を撮るときに使うモード設定?
先ほども書きましたが、動画を撮る際には、このモード設定を使っています。
たまに甥っ子や姪っ子が写真を撮りたい!と言ってくるときがあるので、ササッとこのモードに切りかえて、GF1を渡すこともあるなー。
こういう使い分けができるのが、モード設定のいいところでもあります。

面倒ならiAにすれば間違いない。すべて設定してくれるんじゃからの!
でも写真を撮るのが飽きてしまうという、大きな欠点もあるので、基本的にはマニュアルモードで自分の好きな雰囲気の写真を撮るようにしています。

やっぱり写真を撮るときは、マニュアルモードに設定してるな!
- すべて自動でモード設定や数値を決めてくれるモード
- カメラ初心者や動画を撮るために使おう!ちなみにLumixしかない!
Lumix-GF1のモード設定まとめ
モード設定を基本的にいじるときは、シャッタースピードやF値、ISO感度のことを頭に入れて写真を撮りましょう。
そしてそのシチュエーションに合った、モード設定に合わせると、簡単にきれいな写真が撮れるようになります。
面倒な場合や初心者は、自動で設定してくれる【P】か、LUMIXなら【iA】モードで写真を撮りましょう。

こんなに設定することがあるとは思わなかったよ…