指名されない美容師さんは、自分にはセンスがないから仕方がない…と、諦めていないでしょうか?
じつは指名数を増やすためには、練習や勉強をしているだけで自然と増えてきます。
僕自身も美容師で、アシスタントでも指名してもらえた経験があるので、その方法について紹介しますね。
美容師はお客様から指名された数で、それなりに人気度や実力がわかる職業です。
だからこそ指名されない時期が続くと、少し自信がなくなってしまいます。

今まで練習してきたことが、報われないと辛いよね…。
そこで過去に美容師をしていた僕が、アシスタント時代でも指名されていた経験をもとに、対策を紹介しますね。
じつは指名されない美容師さんのほとんどが、次の事ができていない可能性があります。
- 勉強不足
- 練習不足
少し厳しい言い方かもしれませんが、ほとんどの美容師さんはサロンから言われた事しかできていません。
つまり裏技なんてありません!
少し努力すれば差別化ができるので、少し頑張ってみてくださいね。
指名されない美容師さんの共通点と人気美容師の違い
指名されない美容師さんは、勉強不足や練習不足と紹介しました。
ところがその前に大事な事があります。
それがコンセプトを作ってしまう点です。

人気がある美容師さんって、代名詞的なとがったものがあるんだよ。

確かに逆に指名されない美容師さんは、無難な事しかできないってイメージよね。
つまり指名されない美容師さんは、練習や勉強をする前に、コンセプトを決めましょう。
そしてそれを目指して練習や勉強を取り組めば、自然と指名されるようになります。
ちなみにコンセプトを、自然にお客様にPRしたほうがいいですよ。
そんなセールス力も人気美容師さんにはあります。
そこでSNSを利用するのもアリです!
美容師さんのSNSの使い方についての記事で、詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。
指名されない美容師さんが、イメージしやすいように、人気がある有名美容師さんを例にしてみました。
メンズ美容業界の風雲児:高木琢也
美容師さんの間では有名になっているかもしれませんが、指名されない美容師さんは、高木琢也さんを参考にしてみましょう。
じつは美容師で初めて、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演したカリスマ美容師です。
技術力や知識量がすごいだけでなく、メンズ美容に関しての一人者として有名ですよね?
つまり男性のカットなどの施術は、この人!という認識が、お客様が意識しているわけです。


つまり指名する前から、男性が期待して指名するわけだね。


そうだね!技術力がない段階でも、指名される確率がアップするから、すごく参考になるね。
もちろん高木琢也さんは、かなりの勉強と練習を積みかさねています。
何百人、何千人のお客さまのパターンを覚えていくと、会った瞬間にその人のパーソナリティーが分かるようになりました。
そうすると無駄な会話ややりとりも減っていくので、どんどん切るスピードも早くなるし、どれだけお客さんが増えても仕事のクオリティーを維持することができたんです。
※引用:転職typeより
コンセプトを決めてからは、人よりも練習量と勉強量で、指名されるようにコンセプトに近づける努力も必要だというのがわかりますね。
カラー剤まで作った美容師:長崎英広さん
次に有名な美容師さんは、長崎英広さん。
じつは長崎さんは、カラーに関しては詳しいので、たくさんの人に指名される美容師です。
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むしろカラーが好きすぎて、メーカーと一緒に自分の求めるカラー剤まで作ってしまいました。


しかも自分のノウハウをもとに、どんな美容師さんでもカラーがきれいになるものを作ってしまったんだ。


それくらい他の美容師さんより、熱量がすごいわけね。
指名される美容師さんは、それくらいひとつの技術にこだわりが強く、それをお客様が感じとれば指名数にも繋がるわけです。
高速カットでテレビ出演した美容師:松本拓馬さん
最後に松本拓馬さんは、カットが得意な美容師さんです。
普通にカットするだけでなく、素早く正確にカットができると、マツコ会議という番組に出演するほど磨きがかかっています。
よくお客さんに「切るのメッチャ早いですね!」って言われるけど、自分的には普通にゆっくり切ってます
本当に早く切るのはヘアショー🎌
⏬超光速・残像ライジング〜幻影〜⏬
+スピンコーム俺の周りだけ時間(トキ)が止まる瞬間 pic.twitter.com/dlcNVVkeCV
— 【AKROS】松本拓馬 (@taku68) November 22, 2015


つまりお客様はカットをしてもらいたいがために、指名してしまうわけね。


指名される美容師さんの多くは、見せ方が上手な人が多いんだよ。
もちろんただ派手にカットするだけでは、指名され続けるのは難しいでしょう。
そのため、練習や勉強を続けて、お客様の悩みに合わせた施術を続けないといけません。
つまりどちらにせよ、次の技術を勉強しないと、指名される美容師となる基礎ができあがらないでしょう。
美容師さんにとって痛いのは指名されない事!その原因の一例
美容師さんが指名されない大きな原因は、勉強と練習不足と上記で紹介しました。
なぜそんなに簡単に、原因を言えてしまうの?と思いますよね?


結局のところ、試行錯誤が足りないからお客様から忘れられるんだよ。


試行錯誤をするためには、知識と技術力が必要だもんね。
僕が経験した例を踏まえて、どのように指名されていったか少し紹介するので、指名されないと悩んでいる美容師さんは参考にしてみてくださいね。
ちなみに過去の僕は、カットができないアシスタントで、技術力は足りませんでしたが、すでに指名をされていた経験があります。
カウンセリングで要望を聞きだせずに適当に施術
美容師が1番信頼される方法は、「お客様の要望に沿った髪型にできているか」です。
中には美容師さん主導で、髪型をドンドン提案していくスタイルもありますが、これだとかなり技術力が高くないと指名をされません。
この記事を見ている人は、おそらく技術力にも自信がない美容師さんでしょう。
つまりカウンセリングで希望をしっかり聞きだせるかが、かなり重要になってきます。
- サロンのマニュアルで一応カウンセリング
- お客様の意図がわからず、適当にカット
- 仕上げの時にお客様に確認
- 切り直してほしいと、細かく微調整
- 時間をかけて完成させる
このような流れでカットをしているのなら、おそらく「聞く力」が足りていません。
今ではビジネス本や自己啓発本などでも、聞く力を上げる本が出ています。
それを見て勉強すれば、カウンセリングの方法をアレンジできて、オリジナリティーも出せるはずです。


結局のところ、会話って聞く力がかなり大事って聞いたよ。
人から教わった事をそのまま試してみて、自分がやりやすくするために、試行錯誤を繰り返せば武器になるよ。
スタイリストなのに技術力不足
これは当たり前の話ですが、技術力がなさ過ぎて、指名されないケースです。
このような状態だと上記で紹介したように、しっかりカウンセリングして、髪型がイメージできていたとしてもカットができません。
- カウンセリングでお客様の要望を把握
- 意図がわかっていても再現性がない
- 自分のできる範囲で施術
- 要望通りの髪型にならなっていない
- 修正できずにお客様の不満が溜まる
このような流れで仕事をしてしまうので、悪名ばかり広がっていいことがありません。
スタイリストになるまでに、一通り技術を習得してから、お客様の担当になると安心です。


これは練習でカバーするしかないよ。
PDCAサイクルを回して、復習しながら練習すると、効率よくレベルアップできるかもね。
提案せずに言われたままの施術しかできない
これは番外編として紹介しますね。
技術力も聞く力もあるのに、言われた通りの施術しかしていないと、最終的にジリ貧になってしまう話です。
お客様からしたら、確かに希望通りに髪型にしてもらうので、満足度は高くなります。


これだけでもかなり魅力的ですが、ちょっとした事で飽きられる可能性があるんだ。
ちなみにこれはうちの親が陥ったエピソードなんだ…。
昔はサロンそのものが少なかったので、希望通りに髪型をしていれば満足度は高かったようです。
ところがサロンがたくさんできてくると、他のサロンへ行ってしまうお客様が増えてしまいます。
- お客様の言われた通りの髪型にする
- 好みの髪型になるからいつも同じ髪型に
- 髪型を変えたいと思ったらサロンを変えようとする
- サロンが近くにできたら指名されなくなる
少し高度な話になりますが、結局のところ、サロンへ通るのは娯楽と同じ感覚にお客様がなっているわけです。
飽きさせない努力が美容師さんには求められているので、たまには新しい髪型を提案してみましょう。
指名されない美容師さんにならないための方法は単純
上記では指名されない原因を基に、対策を紹介しました。
それに加えてこれから、具体的にどのように指名されるように努力をすればいいのか、毎日の行動を紹介します。
大きく分けて勉強と練習不足が原因でしたね。
それを補うのと同時に、差別化を行う方法を見てみましょう。


ちなみに僕が美容師としての枠組みから出て、経験したものを参考に、対策を紹介するね。
技術力を身に付けるために練習をコツコツ繰り返す
アシスタント時代から指名をされていた僕ですが、結局のところ、技術力がないとほとんどのお客様からは指名されません。
僕がアシスタント時代に指名されたのは、上記でいう「聞く力」を意識して、技術力のなさをカバーしていたからです。
- お客様から悩みを聞きだす
- メニューを提案する
- スタイリストさんに相談する
- 代わりに技術をしてもらう
- 合い間で交代して話を聞く
- 指名してくれるようになる
このような流れで指名をもらっていましたが、スタイリストさんには申し訳ないと思いながら、仕事をしていた経験があります。
だからこそコツコツ練習をして、自分からメニューを提案できるようになれば、もっと指名されやすくなるでしょう。
そのためには技術力は基礎です。
そこから聞く力と提案力を持ち合わせれば、かなりの氏名数をゲットできますよ。
コミュニケーション力を高めるためにSNSで情報発信をする
聞く力が大切と何度も紹介してきましたが、これにはコミュニケーション能力を高める必要もあります。
僕はこのためには、SNSをうまく利用するのがいいと思いました。


今SNSを利用している人は多いから、どのような要望があるのか、察知する能力が試されるんだ。
今僕はTwitterをしていて、フォロワー数が増えているんだけど、これは美容師さんの営業にも使えるしね。


何が求められているか、自分で察知するためにSNSを使うわけね。
少し人数が違うので、すべて活かされるわけではありませんが、今の考えを変えるキッカケにはなります。
しかもSNSでフォロワー数が増えていくと、それだけで集客にもなるはずです。
つまりそのSNSを見て、あなたを指名するお客様になる可能性がゼロではありませんよね?
インフルエンサーを目指しつつ、「聞く力」を身に付ける修行の場として、SNSを利用してみてください。
施術後に次回の提案をしてリピートしてもらう
いつも同じ施術を繰りかえしてしまうと、どうしてもお客様は飽きてしまいます。
そこでたまに新しい髪型を提案したほうがいいと、上記でも紹介しました。


お客様はトレンドを気にする人もいるよ。
そんな風に新しい流行を取り入れると、喜んでもらえるという意味でも、たまには提案してみよう。
これは講習でもよく言われることですが、新しい提案がすると、それが楽しみで次回も指名してくれるようになります。
他の美容師さんに指名されない理由を作らないことが、指名数を増やす対策です。


言い方を変えると、離脱率を下げる対策がコレね。
できる限り、あなたを指名するメリットを、少しでも感じてもらうようにしましょう。
美容師さんは指名されないと辞めたいと感じてくる
指名されない美容師さんは、自分は美容師が向いていないと、落ち込んでしまう人もいますよね?
ところがセンスだけで美容師が続けられている人は、ほとんどいないと個人的に思っています。


都会の一流美容師さんは、おそらくセンスだけでもたくさん指名してくれているかもしれないね。
でもほとんどの美容師さんは、センスより次の事を意識しているよ。
- 希望通りの髪型にできているか
- 飽きさせない努力をしているか
これだけの事を意識してあげると、指名されないという悩みが少なくなるはずです。
これができると指名数が増えるだけでなく、給料もアップできてしまいますよ。