Ricoh GRを買ってみて3か月…本音でいうと最高の高級コンデジって話

Ricoh GRを買ってみて3か月…本音でいうと最高の高級コンデジって話

Ricoh GRは、高級コンデジのひとつ。
レンズが変えられないばかりか、付いているレンズは、ズームができない単焦点レンズです。

本当に使う人を選ぶカメラだと思いますが、実際に使ってみると感動しました。

 

  • きれいな画質で写真が撮れる
  • 持ち運びやすい大きさ
  • 手元での操作が楽すぎる

 

僕はこのように感じたので、買ってよかったと今でも思っています。
これからRicoh GRを買おうか悩んでいる人は、今でも買って損をしないカメラですよ。

たくさんのカメラの中からRicoh GRを選んだのはコンパクトさ

このカメラを買った大きな理由は、コンパクトな大きさ。
上記の写真のように、厚みはありますが、スマホより小さいのがわかりますよね。

以前は、Lumix GF1というミラーレスカメラを持っていましたが、持ち運ぶのが面倒であまり写真を撮っていませんでした。
とはいえLumix GF1でも、ミラーレス一眼の中でもコンパクトなほうです。

 

 

パッと見た感じでは、あまり大きさは変わらないように見えますが、レンズの厚みがある上に重くなっています。

 

  重さ
Lumix GF1 285g+159g
Ricoh GR 215g

 

これを見ればわかるように、重さが圧倒的に違いますよね?

ちなみにRicoh GRの重さは、バッテリーなしの状態の重さ。
これよりは重たくなりますが、体感的にもRicoh GRのほうが圧倒的に軽いです。

GF1より大きいカメラはたくさんありますが、僕はコンデジでないと写真が撮れない体質なのが、Ricoh GRを買って改めてわかりました。

高級コンデジでaps-cセンサーだから使ってみたかった

ただ持ち運び安いだけでないのが、Ricoh GRが人気のポイントです。

それはセンサーサイズが、「aps-c」という点。
一眼レフカメラでよく使われている「フルサイズ」というセンサーサイズより、少し小さいのが「aps-c」センサーになります。

 

 

このような感じで、ボケ具合がセンサーサイズの大きさによって違いが出てきます。

 

フルサイズ
aps-c
マイクロフォーザーズ
スマホカメラ

 

撮り方やレンズによって変わってきますが、大体このような感じ。
aps-cセンサーのRicoh GRは、コンデジでありながら、ボケやすい写真がとれてしまうわけです。

ちなみに個人差がありますが、センサーサイズが大きいと、他にもフワッとした写真が撮れます。
詳しくはプロカメラマンでもある「伴貞良」さんが、Youtubeで語ってくれてました。

気になる人は、参考にしてみてください。

 

 

Ricoh GRを買った理由は、じつはこのYouTubeを見て、画質の違いを知りたかったのもあります。
人間を撮るには、センサーサイズが大きいほうがいいらしいです。

娘が大きくなってきて、以前より娘をよく撮るようになってきたので、Ricoh GRを試したわけです。

この動画コメント欄には、このような内容が書かれていました。

 

▼はいむるぶし

MFTはパキッと固めで階調はあまり良くないです。

フルは軟らかくて階調も良いですね。

 

▼伴貞良

そうそう、一言で表すとそれで終わりw

あとはそれをRAW現像でどういじくると限界が見えるか、が有料動画ですわ

※引用:Youtubeより

 

実際に撮ってみてわかりましたが、確かにRicoh GRで撮ったほうが雰囲気が出ますね。

補足:写真家「森山大道」さんも愛用している!写真かっこいい!

 
 
 
 
 
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Ricoh GRに手を出したもうひとつの理由は、写真家「森山大道」さんの作品がかっこよかったから。
基本的にモノクロ写真が多いのですが、雰囲気がすごいです。

上記の写真は、森山大道さんの写真でありませんが、こんな感じのスナップ写真をよく撮っています。
その時によく使っていたと言われているのが、このRicoh GRです。

 

写真家・森山大道氏は、自身のことをそう呼ぶ。

モノクロでコントラストが強く、ギラっと締まった印象的な黒。

粒子の粗さ、躍動感、ダイナミックな構図。

街のあらゆる存在が森山氏の撮影対象となり、一枚一枚の写真から街の呼吸が伝わってくる。

※引用:tagboatより

 

試しに僕も1枚だけ、Ricoh GRでモノクロ写真を撮ってみましたが、確かにスマホで撮った写真と少し違いますね。

 

 

自分の影を撮っただけですが、白と黒がハッキリ出ているのに、しっかり写してくれます。
また若干ザラザラした感じも出ていて、こんな雰囲気のある写真撮ったことがありませんね。

 

 

モノクロ写真ではありませんが、車の中から雲を撮ってみました。
やっぱり黒が入る写真に強い印象を受けます。

今までカメラによってここまで出せる個性が違うのは、経験したことがなかったので、これから写真を撮るのが楽しみになりました。

Ricoh GRのスペック

Ricoh GRは、スペックが高いのに、コンデジというのが最大の特徴です。

 

有効画素数 約1620万画素
撮像素子 23.7mm×15.7mmサイズCMOS、
総画素数約1690万画素
レンズ 5群7枚(非球面レンズ2枚)、
18.3mm(35ミリ判換算で約28mm相当)、
F2.8~16
外形・寸法 約117.0(幅)×61.0(高)×34.7(厚)mm
(操作部材、突起部を除く)
質量(重さ) 約245g(電池、SDメモリーカード含む)
約215g(電池、SDメモリーカード含まず)

※引用:Ricoh GRより

 

このようなスペックがある中、実際に使ってみて、僕が使ってよかった内容を紹介します。
最大のメリットは上記で紹介した大きさと重さですが、それ以外にも気になったことがあるので、参考にしてみてください。

今主流のWiFi機能は付いていない

Ricoh GRは2013年に発売されたモデル。
結構前の機種にため、WiFi機能は付いていません。

以前から使っているLumixGF1が、もとからWiFi機能がついていませんでした。

そのため僕としてはあまり気になりませんでしたが、人によっては不便と感じるかもしれません。

SNSをメインでRicoh GRを使いたい人は、次のモデルである「Ricoh GR2」を買ったほうがいいですね。

本体にWiFi機能がついているので、すぐにスマホに転送できます。

ちなみに僕は以下で詳しく紹介しますが、iPhone用のSDカードリーダーを買いました。
今でも特に不自由なく使えているので、Ricoh GRで迷っている人も安心してください。

センサーはaps-cと大きい

これは上記でも紹介したように、Ricoh GRはコンデジでありながら、aps-cセンサーを搭載しています。
そのため、次のような写真が気軽に撮れるでしょう。

 

  • 背景ボケ
  • 被写体がフワッとした写真

 

このような写真を撮りたいけど、ミラーレス一眼のような大きさは持ち歩きたくない…。
そんな人こそ、Ricoh GRですね。

またエフェクト機能も豊富で、フィルターがかかった状態の写真を撮りたい人も便利。
インスタ映えできる写真がたくさん撮れます。

レンズは28mmでf2.8と使いやすい

Ricoh GRは、センサーだけでなく、レンズも高性能だと思っています。

僕のようなカメラ初心者には、Ricoh GRの焦点距離28mmで、f2.8という明るさのレンズは扱いやすかったからです。

ちなみに焦点距離というのは、「ピントを合わせた時のレンズから被写体まで距離」になります。

これだけではわかりにくいでしょうから、Nikonのホームページに、わかりやすい表があったのでこれを見て参考にしてみてください。

 

レンズ 広角 望遠
画角 広い 狭い
焦点距離 短い 長い
写る範囲 広い 狭い
被写体の大きさ 小さい 大きい

※引用:Nikon公式サイトより

 

Ricoh GRの焦点距離は、比較的広角な部類です。
iPhoneのカメラに似ているとも言われており、これからカメラを始める人でも、馴染みやすいレンズと思っていいでしょう。

しかもiPhoneのように、ズームができない単焦点レンズ。
自分が動いて画角(画面に映る範囲)を決めて、シャッターを切るというカメラの基本を覚えられるというメリットがあります。
しかも単焦点レンズは画質がいいので、モチベーションもアップできるでしょう。

 

 

またRicoh GRのレンズは、f2.8(レンズの明るさを表す数値)です。
大きいセンサーサイズという特徴(明るく写りやすいです)もあるため、このような薄暗い室内でも撮影がしやすくなります。

今ならRicoh GRの価格はかなり安い!これも決めた理由

Ricoh GRを購入したもうひとつの理由は、中古だとかなり安く手に入るから。
一般的なカメラの値段では買えないレベルで、価格が落ちていました。

以下が今の時点でのRicoh GRの価格になっています。

 

  中古品の最安値
マップカメラ ¥28,800
キタムラ ¥30,800
Amazon ¥30,228
楽天市場 ¥30,228

※2020年3月現在

 

大体30,000円前後になりますね。

ミラーレス一眼だと、カメラ本体に加えて、レンズも購入しないといけません。
そのためこんな値段で購入できませんが、Ricoh GRはコンデジのため、本体だけで写真が撮れてしまいます。

だから安く購入できるわけですね。

 

 

Ricoh GRをレビュー!3か月以上使った感想も紹介!

という事で、実際に僕が3ヶ月使い続けてみた感想を、リアルに紹介します。
結論から言ってしまうと、何度も言っているように、僕の使い方としては最高のカメラでした。

持ち運びが最高

まず1番買ってよかったと思ったのは、コンパクトなところ。
上記のように、小さめのボディバッグに入れても、全然邪魔になりません。

いつも持ち歩いており、何かあればすぐに写真が撮れる安心感は、Ricoh GR以外ないでしょう。
少なくとも再びカメラにハマらせてくれたのは、Ricoh GRのおかげといっていいですね。

画質は好みに分かれる

僕はカメラ初心者なので、画質に関しては参考程度に聞いてほしいのですが、Ricoh GRは次のようなイメージを受けました。

 

  • 雰囲気が出る写真が撮れる
  • レンズ遊びがしたいなら一眼レフ

 

Ricoh GRは、コンデジなのでレンズが交換できません。
つまり画質面では、今撮っている感じの写真しか撮れないという問題が出てきます。

 

 
 
 
 
 
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こんな感じで、雰囲気が出る写真が一発で撮れてしまいます。
またエフェクト機能も豊富で、モノクロ写真は最高ですね。

 

 
 
 
 
 
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こんな写真も撮れるうえに、画質もいいので満足です。

しかしこのような雰囲気写真ではなく、パキッとした写真を撮りたい人は、Ricoh GRを選ばないほうがいいでしょう。

 

  • Sony RX100シリーズ
  • Canon R7 Xシリーズ

 

このあたりの高級コンデジでも、コンパクトで高画質な写真が撮れます。
人を選ぶカメラなので、よく考えて購入してくださいね。

WiFiはなくても大丈夫

WiFi機能がRicoh GRには付いていません。
比較的昔のカメラだけに、まだSDカードのやり取りが主流だった時代だったのでしょう。

しかしこのデメリットは、iPhoneのSDカードリーダーが解決してくれました。

 

 

じつは今iPhoneだけで、アプリを使って写真の編集ができます。
つまり僕自身、Ricoh GRで撮った写真は、iPhone抜きでは成立しません。

それくらいスマホとの連携は大事ですが、iPhoneのSDカードリーダーを使うと、スムーズにスマホに取り込めます。

 

  1. SDカードをRicoh GRから出す
  2. SDカードリーダーに挿入
  3. スマホにSDカードリーダーを挿入
  4. 純正の「写真」アプリを選択
  5. 右端の「読み込む」機能をタップ
  6. 「すべてを読み込む」をタップ

 

これだけで写真がスマホに取り込めます。
しかも有線で繋がっているため、かなり高速でスマホに保存できてしまえるのもメリット。

WiFi機能が付いていなくても、全然問題なく使えていますよ。

雰囲気のある動画は撮れるが…

あまりおすすめしている人はいませんが、Ricoh GRでも動画が撮れてしまいます。

しかしRicoh GRには、手振れ補正がついていません。
そのため動画を撮る際には、三脚などを使ったほうがいいと個人的に思いました。

上記の動画は一部でRicoh GRを使っていますが、画質に関しては問題ありません。
一部のエフェクト機能も使えるので、雰囲気のある動画を撮りたいのなら、使えなくもないでしょう。

ちなみに「フルHD30fps」しか撮れないので、スローに編集した動画は、少し見にくかったです。

コスパがいい高級コンデジを求める人こそRicoh GRが最高

ここまで3ヶ月間Ricoh GRを使ってみましたが、「最高のスナップシューター」といわれるだけあり、使い心地は最高でした。

写真を撮るカメラとしては最高のカメラだと思ったので、これから長い間使い続けようと思います。

とはいえ、動画機能としては、まだまだ使いにくい部分が多いので、試行錯誤して使って行く予定です。
これから写真を趣味にしていきたい人にもおすすめなので、試しに購入してみてください。

 

紹介した写真

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