ほとんどのアシスタント美容師さんは、カットができるようになるのが、最終的な目標になっているはずです。
ところがこのカットが、他の施術以上に難しくて、困っていないでしょうか?
僕もカットができるスタイリストになる前に、手荒れで辞めてしまったんだ。
練習を繰り返していると、コツが掴めそうな時に辞めてしまったから、すごく悔しかったな…。
しかしカットができない僕でも、一定のお客様から指名されていました。
それが次の記事なので、これも参考にしてみてください。
とはいえカットを早く習得したい美容師さんも多いので、過去に人気だった美容師さんを見て、マネしていた部分を紹介しますね。
目次
カットができない美容師さんは多い!その原因は経験不足!
まずカットができない美容師さんは、勉強や練習量が圧倒的に少ないと感じます。
僕自身カットができていませんでしたが、練習量は当時のサロン内では、他の美容師さんより多かった記憶がありますね。
僕の記憶では、仕事が6時前後で終わったら、その後に8時くらいまで練習をしてたな。
その後にその練習内容をノートに残して、復習のために家で読んでいたよ。
もちろんたくさん練習すればいいわけではありません。
お客様の要望に応えられるくらいに、スキルアップできていればいいので、効率的に技術力が上がるようにすればいいわけです。
また自分ひとりで練習をして、ある程度できるようになれば、人間の頭を使って練習をしましょう。
この経験値が多い人は、応用力が高くなります。
これは美容師歴30年以上の母が言っていたことを、そのまま僕もそのまま実践していたんだ。
だから営業が終わってから、友達の頭を借りて練習をしていたよ。
ここまで続けていると応用力が身に付いて、カットができるようになります。
そもそもカットができる技術力がないと、給料が安くて報われません。
モチベーションが低下して、ますます練習ができなくなってしまうので、あまりに給料が安いサロンでは働かないようにしましょう。
次の記事で具体的な内容が書かれています。
カット以外のすべて施術ができるのに、給料が安いと感じる美容師さんは参考にしてみてください。
カットができない美容師さんの特徴はコミュ力
カットができない美容師さんは、技術力と同時に、コミュニケーション能力が低い傾向です。
ちなみにコミュニケーション能力と言っても、ただ話が面白いだけではいけません。
カットができるようになるコミュ力とは、要望を細かく聞き取れる能力を指します。
過去に見てきた美容師さんの中には、話が苦手なのに人気が高い人がいたんだ。
その人を見ていると、よく話を聞いてカットを丁寧にしていた印象があったよ。
僕もあまり会話が得意でなかったので、聞き役に回ることがほとんどでした。
むしろそれを意識したほうが、カットができる関係なく、お客様から指名される機械が増えた経験があります。
人見知りだから、あまり自信がないな…。
僕も人見知りで困りましたが、次の記事で紹介している方法で、自信がついて成果が出てきました。
参考にして、実践でとり入れてみてくださいね。
それに合わせて技術力も高くないとカットはできない
聞き役に回る方法について紹介してきましたが、上記で紹介している記事を参考に営業で頑張ってみると、カットができなくても意外になんとかなります。
それくらい希望を引き出せるように、聞くコミュ力を高めたほうが、カットができるようになった時に役立つはずです。
ちなみに僕は友達の頭を使って練習している時に、次のような変化に気付くようになりました。
- 希望がわかってもカットで再現できない
- 技術力を上げるために毎日練習
- 自分が思い描いたカットに近づく
- いつの間にかカットが終わる時間が短くなる
つまり聞く力だけでなく、カットの技術にも慣れていけば、自然と納得のいくカットができるようになります。
コミュ力を高めるのも、毎日意識してお客様との会話を続ければ、自然と身に付いたよ。
それに毎日の練習が加われば、いつの間にかカットができるようになったといった感じだね。
お客様の希望を引き出せるコミュ力があれば何とかなる
逆にいえば話を聞くコミュ力が高いと、できない技術だとわかれば、先輩美容師さんに変わってもらう事もできます。
つまり失敗の頻度も減らせられるので、コミュ力を上げていれば、意外に何とかなるものです。
自分のボーダーラインを知っていれば、失敗を防ぐことができるのが、聞く力が高い美容師さんの特権だね。
もちろん自分の技術力がどの程度の物なのか、それも把握していないと、失敗する可能性が高くなります。
だからこそ僕はノートにメモを残して、自分の技術力がどの程度なのか、把握していたわけです。
美容師さんのカット力を高める方法は2つだけ!
ではカットができない美容師さんのスキルを上げるためには、どのような方法で練習すればいいのか、気になる美容師さんも多いでしょう。
じつは基本的にモチベーションを維持させる事だけ集中して、後は指定されたカットの練習を続けるしか、カットのスキルアップの方法はありません。
カット以外の施術は基本的にゴールが見えやすいけど、カットだけは終わりがないくらい幅広いんだよね。
だから上級者でも、コツコツ続けていないと、カットができなくなってしまうんだ。
カットの上級者でもコツコツ続ける必要があるということは、これからカットを覚える美容師さんは、さらにモチベーションを上げたほうがいいでしょう。
そこで僕が見習い時代に、モチベーションを上げる方法を見つけていたので、それを参考に練習を続けてみてください。
これを把握できたら、後は以下の2つを続けてカットのスキルアップをしましょう。
- たくさんの人間の頭をカットしまくる
- イメージができるけどカットができないなら勉強する
つまり技術を高める方法と、座学で基本を覚える方法の2種類ですね。
とにかく場数を踏むしか方法はない
カットの技術力を上げるためには、たくさんの頭をカットするしか方法はありません。
とくに次のような髪は人間の頭でしか経験が積めないので、友達に頼むか、積極的にお客様にカットをさせてもらいましょう。
- くせ毛
- 生え方が独特な髪
- 薄毛 など
僕の場合は、1人の友達の頭をスムーズにカットができるようになるまで、2年ほどかかりました。
ちなみにカットをするのは2ヶ月に1回ほどなので、24回ほど続けたわけですね。
1人のお客様の頭がカットできるようになるには、そう時間はかからないよ。
もちろんたくさんの頭を触る必要があるから、実質的にもっと時間がかかるけど、そう考えると、少し気持ちが楽になるよね。
カットができない技術があれば勉強あるのみ
場数を踏むと、なんとなくカットのイメージがわきやすくなるでしょう。。
ところがカットの時間がかかりすぎて、お客様に迷惑がかかってしまうケースがあります。
僕もカットに時間をかけすぎて、指名されなくなった経験があるんだ。
もちろん話自体が盛り上がって、楽しく接客できているつもりでも、時間をかけているとよくないケースはたくさんあったよ。
そこで早く効率よくカットするために、技術を覚えていましょう。
そんな勉強ができるようになると、さらに上達が早くなるだけでなく、カットそのものが面白くなりますよ。
基本僕は「TOMOTOMO」という、美容師専門の雑誌を読んで、カットについて調べていました。
これからカットを勉強する人は、参考にしてみてください。
カットができないと嘆く美容師さんは自信を持とう
カットができなくてもお客様の中には、カットの技術力だけでなく、次のような傾向で指名してくれるケースはいくらでも僕自身ありました。
- 会話が楽しい
- 丁寧に施術をしてくれて嬉しい
- 希望通りにしてくれたら何でもいい
そう考えるとカットはセンスだけでなく、お客様の要望をうまく聞きだせるか、聞くコミュ力が必要になります。
この記事を読んでいるあなたは、カットができないわけでなく、カットに自信がないだけかもしれません。
僕自身そう考えた時期もあったけど、次の記事のような感じで、センスは努力次第でどうとでもなると実感しました。
カットができないアシスタントだったけど、指名されていたからね。
どちらにせよ技術力を高めるために、練習と勉強は必要になってきます。
コツコツ続けられるように、モチベーションを高める努力はしたほうがいいですよ。