美容師さんは毎日練習して、目標を達成するために頑張っていますよね?
じつはアシスタント時代の僕は、特に目標を設定せずに、がむしゃらに練習をしていました。

8年間アシスタントをしていて、お客様から指名をしてくれるけど、スタイリストになれないまま手荒れで美容師をやめてしまったんだ。

スタイリストの壁って高いよね?私もまだアシスタントだわ。
ところが今ではwebライターとして仕事をいただけるようになり、美容室の運営も携わっています。
ここまで変化ができたのは、目標設定をしっかりできているからです。
そこでなかなか美容師として成果が出ない人のために、効果のある目標設定の方法について紹介します。

この考え方ができるようになって、ある程度成果が出たから参考にしてください。
ちなみにこれから美容師を目指す人は、下の仕事内容を見ておくと、この記事もわかりやすくなるよ。
日本一の美容師になる!と目標を掲げるより正しく設定をしよう
たまにこれから美容師を目指すの人の中に、漠然とした目標を掲げている人はいないでしょうか?

俺は日本一の美容師になるぜ!

夢を大きく持つのはいいけど、本当に目指しているのかな…?
じつはこんなふうに思ったのは、yahooの知恵袋でこんな投稿を見たからです。
日本一の美容師になりたいです。地方で活動していて日本一の美容師になることって難しいですか?東京に出たほうがいいですか?
※引用:Yahoo!知恵袋より
僕はたくさんの人を前に、このような事を言っている人は、美容師を本当に目指しているのか疑問に思ってしまいます。
若気にいたりならいいのですが、本気でこのように思っているのなら、少なくとも「日本一の美容師」になれないでしょう。

そもそも「日本一の美容師」って何だよ!って言いたくなるよ。

日本一の美容師って、誰基準って話だよね…。
少し話がそれてしまいましたが、目標を作る際に重要になります。
それは漠然とした目標設定は、挫折をしてしまう可能性が高くなってしまうからです。
ちなみに以前の僕は、漠然とした目標を掲げていたため、結果が見えてしまいました。
では正しい木業の設定の方法について、具体的に紹介しますね。
美容師の目標設定は数字から作る
まず漠然とした目標設定を作るより、細かく具体的に目標を設定しましょう。
具体的というのも漠然としているでしょうから、「数字を元に」目標設定するのをおすすめします。

数字が目標だと、どのように行動するかイメージできるでしょ?

さっきの「日本一の美容師」だと、何から行動に移すべきかわからないものね。
美容師さんの仕事では、数字がかなり使われています。
僕が知る限りパッと思いついたものは、次のものが挙げられますね…。
美容師さんが使う数字の一例
- 指名客数
- 能率給
- 1日の店販売上 など
数字を挙げると、どんな行動をするべきか、大まかにわかりますよね?
指名客数を増やしたいのなら、接客力や技術力をアップさせないといけいないでしょう。
能率給を上げたいのなら、たくさんのお客様をこなす必要があります。
店販売上なら商品について研究して、営業力も同時に身に着けないと成果は出ません。

確かにこれだとやるべきことが明確化されるね。

もちろん数字で目標設定するなら、自分で集計を残さないとわからないから、それも同時にしないとね。
地道に続けるしか方法はない
目標設定ができたら、淡々と練習や勉強などを続けるしかありません。
美容師はお客様商売のため、結果が付いてくるのが、おそらく他の職業より遅く感じるでしょう。

ここで挫折する人が多いから大変だよね。

僕個人としては、目標達成前に辞めてしまう美容師さんは、練習の方法に問題があると思うんだ。
基本となるから、やり方くらいは覚えておこう。
今の僕の経験も踏まえた方法で、練習方法についてまとめた記事があるので、それを見て練習を続けてみてくださいね。
またすぐに挫折してしまうような人は、モチベーションの保ち方がわかっていないのかもしれません。
これは僕が美容師時代にやっていた、挫折しない方法についてまとめた記事です。
これらを同時に続けると、徐々にいい結果が出てきて、数字で決めた目標は達成されてきますよ。
とにかく目の前にお客様を満足してもらう
「日本一の美容師になる」といっている美容師さんの中には、お客様のことを考えられていない人もいるでしょう。
何度も言っているように、美容師はお客様がいて始めて成立する仕事です。
お客様の話を聞けない美容師さんこそ、目標達成なんてできないと思います。

「日本一の美容師になる」と言っている俺カッケー!と思っている人は、自分よがりな接客をしてない?

確かに自分に酔っている美容師さんは、自分の提案した髪型しか受け付けません的な発想してそう…。
お客様を見ていない美容師さんが残念な結末を迎えた体験談
これは僕が話で聞いた経験談です。
練習として友達の髪を切らせてもらっていて、今まではどこで髪を切っていたのか聞いていました。
そしたら驚く事に、次のような内容を話してくれたんです。

じつは今まで行っていた美容室は、要望通りに切ってくれないんだよね…。
だからメガネのところに来てよかったよ。
僕はまだまだ技術力はなかったため、自信がない自分を見て、励ましの意味でこう言ってくれたのかもしれません。
最初はそう思っていたのですが、後日その友達がその美容室の前を通ると潰れていたそうです。

どんなに技術があっても、高い目標を立てていても、お客様ありきで施術しないと大変な事になるわけだね。
よく聞く夢から見る美容師さんの目標を一部紹介
細かい目標設定を積み重ねて、初めて夢に一歩近づいてくるはずです。
その夢についても、細く目標設定しておきましょう。

ちなみにここでも、「日本一の美容師」というあやふやな夢はダメだよ。
現実的にどのように働き方を決めるって話だね。

日本一の美容師って、お客様などの第三者ができることだもんね。
もちろん働き方については、自由に決めて大丈夫です。
この働き方ができるようにするために、毎日の目標設定などを決めてしまいましょう。
独立して個人美容室開業
まず美容師さんが決める目標設定の多くが、独立をすることではないでしょうか?
ここでいう独立とは、「店舗を構えて個人美容室を開業するという意味」です。

独立をするために美容師をするというのが、美容業界のビジネスモデルだもんね。

「独立=かっこいい」ってなんか思っちゃうからね。
確かに独立すれば、今より自由に仕事ができるようになるかもしれません。
ところが、独立しても儲かるわけでないという記事で紹介しているように、誰でも独立すれば安定しないですよ。
独立して収入が増える美容師さんは、上記で紹介したように、数字の目標設定を守って努力を続けられる人です。
もちろん独立を夢にするのはいいことですが、甘く捉えないほうがいいでしょう。
フリーランスで自由に美容師を楽しむ
美容師さんの働き方に関する記事でも紹介しましたが、今ではフリーランスという形で、美容師として働く人が増えています。
フリーランス美容師とは店舗を借りて、指名されているお客様に、その店舗に来てもらって働く美容師さんのことです。
つまりローンなどの支出を極限まで減らして、独立するといったいいとこ取りの働きになります。

これも夢のある美容師としての目標だよね。

1人で自由に働けるし、支出が少ないのも最高だね。しかも全国に飛び回って仕事ができる!
一見すごくかっこいいイメージがありますが、この働き方ができる美容師さんは、幅広く実力が高い人だけです。
フリーランス美容師さんの実力の一部
- 誰でも話ができる接客力
- 魅力的な技術とセンス
- 集客ルートの確保と高い知識 など
特に集客のルートがある人は強いですね。
特にSNSなどのインターネットの力を活かせているからこそ、できる働き方だと思っています。

SNSの重要性に関しての記事でも紹介しているけど、これができる美容師さんは、以外に少ないんだよね。

SNSだけでなくても、集客できるルートが確保できれば、フリーランスとして働けそうだけどどうなんだろ?
たしかにフリーランス美容師さんは、予約があればどこでも行けるフットワークの軽さがメリット。
ネットの力を借りなくても確保できれば、かなり魅力的な働き方です。
カリスマ美容師で人気者になる
店舗を開業するにしても、フリーランスとして独立するにしても、どちらも安定しないのには変わりがありません。
そこでそれが気になる美容師さんは、カリスマ美容師を目標とするでしょう。

カリスマって言葉は古いかもしれないね。
雇われてたほうが安定するから、そこで力をつけて日本一を目指すのもいいんじゃない?

お店のブランド名を借りて力が付けられるから、理想はこの形がいいね。
そのためには指名客の確保や、上司に気に入ってもらったほうがいいでしょう。
そこで出世についての記事で紹介していますが、この働き方こそ数字を目標に、コツコツ練習を続けないと現実的にではありません。
美容師さんこそ目標設定をしてコツコツ続けないと生き残れない
統計を見る限り、これからの美容業界はかなり競争が激化します。
それは少子高齢化が進むのに、美容師人口は減っていかないからです。
1度美容師免許を取得すれば、ずっと美容師でいられるので、目標を正しく設定しないと生き残れないかもしれません。

美容師さんは給料が低くて大変なのに、働くのがきついってどうなの?

だからこそ今の環境を変えないと、もっと大変になってくるだろうね。
上記で紹介した目標や夢については、今の時点で2番煎じです。
もっと差別化をして、ニーズに合った目標設定をしましょう。
日本一の美容師になるには、誰にも思いつかない発想力がないとなれないですよ。

ちなみに僕は元美容師という肩書きを使って、webライターをしているんだ。
美容師をしながら副業をするのもいいと思うよ。